2018年4月 のアーカイブ

分け合いの心

2018年4月8日 日曜日

当社の大祭まであと2週間となりましたが、今日は兼務する神明神社(伊勢原市笠窪)と熊野神社(平塚市千須谷)、そして代理で2地区の神社の例祭式をお仕えしました。

IMG_2733

兼務社では神社に到着すると、神祭具である御幣(ごへい)や神さまに捧げる玉串(たまぐし)、神饌(しんせん=お供えもの)等の弁備、祭場の舗設や進行の確認等を行います。

しかしながら、兼務する神社の数が多く時間も限られていることから、社殿や境内の清掃を始め、祭典準備の大半を総代さんや世話人さんたちが担っています。

これは単に役職の仕事ということではなく、受け継がれてきた地域の伝統の中に、〝分け合いの心〟が生きていると思います。

そのことで、私たち神職も清々しく祭典奉仕が出来るといえます。

心の鏡を清く明らかに

2018年4月7日 土曜日

昨晩から春の嵐が吹き荒れ、残念なことに献灯提灯(けんとうちょうちん)が10張以上も破損してしまいましたが、幸いにして建物や立木等に被害はなく、朝早くから境内清掃と片付けにあたりました。

IMG_2680

さて、今日は4月最初の土曜日で大安にあたり、兼務する石座神社(秦野市鶴巻)の例祭式や地鎮祭、土地祓、新居の家祓、出張結婚式など、吉日の祭典奉仕となりました。

御蔭様で天候に恵まれ、神前結婚式では咲き誇る八重桜の下を参進することが出来ました。

御結婚おめでとうございます

御結婚おめでとうございます

今年は明治維新から150年という節目の年にあたります。

明治天皇の皇后(こうごう)である昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)は、日本赤十字社の創立・経営といった社会福祉関係への尊き事業、女子教育への御尽力等、高い御婦徳を発揮されて国民から国母陛下と仰がれ、明治天皇とともに明治神宮におまつりされています。

御歌 鏡

朝ごとに むかふ鏡の くもりなく あらまほしきは 心なりけり

御歌にこめられた「心の鏡をいつも清く明らかにしましょう」という意をこめて、本日のめでたき祝言(しゅうげん)の御祝いの言の葉とさせて頂きました。

季節の進み

2018年4月6日 金曜日

昨日の寒さは回復して過ごしやすかったものの、春霞(はるがすみ)なのか、あるいは花粉とともに黄砂が飛来しているのか、目や鼻、喉を病んでいる方も多いようです。

そして、春の嵐のような強い風が吹き、明日の境内清掃は大変なことになりそうです。

IMG_2661

さて、今年は花の開花が早く、季節の進みも早く感じられますが、竹藪(たけやぶ)では孟宗竹(もうそうちく)の子が頭を出して一気に伸びてきました。

また、気がつくと梅の実も少しずつ膨らんでいます。

IMG_2556

明日は1社、明後日は4社で春の大祭奉仕となります。

立派な俵の完成

2018年4月5日 木曜日

本日は二十四節気の「清明」(せいめい)で、万物(ばんぶつ)清新(せいしん)の気に溢(あふ)れ、百花(ひゃっか)咲く好時節です。

その佳き日、市内の小・中学校では入学式が執り行われ、希望と不安に満ち溢れた児童・生徒等が学校に向かう様子が見られました。

IMG_2598

さて、今年も神社下の御神田(神奈川県神道青年会耕作)でとれた古代米の藁(わら)を用いて、俵づくりが実施されました。

IMG_2572

当社の例祭(4月22日)と相模國府祭(5月5日)では、神さまの鎮座(ちんざ)を寿(ことほ)ぎ、福分けの餅撒(もちま)き「粽行事」(ちまきぎょうじ)を行っています。

IMG_2576

その粽行事に用いる俵を4俵作りますが、近年は総代さんの手により、その伝統が引き継がれています。

IMG_2590

先ずは、藁すきを行って無駄な部分を取り除き、数を揃えながら独特な薦編機(こもあみき)を用いて薦をこしらえます。

IMG_2595

平行して、両側の蓋(ふた)部分となる桟俵(さんだわら)を作ります。

IMG_2606

桟俵づくりは根気が必要ですが、器用さと手際の良さに驚くばかりです。

IMG_2625

見事に4つの俵に必要な8個の桟俵が完成しました。

IMG_2643

薦を筒状に丸めて、かぎ手で縄を通して結び、両側に桟俵を取り付けます。

粽行事は、餅の詰まった重たい俵を両腕で持ち上げ、何度となく放り上げることから、太い縄を用いてしっかりと結びます。

IMG_2639

昨日に比べて10度以上も気温が下がり、肌寒さを感じましたが、総代さんたちの手は休むことを知らず、実に気持ちの良いものでした。

IMG_7322

青々とした立派な俵の完成です。

その他にも注連縄(しめなわ)づくりや國府祭で頒布(はんぷ)する粽(ちまき)を結ぶための藁稭(わらしべ)のわらすき作業も行われました。

掛橋

2018年4月4日 水曜日

昨晩は任期を終えた総代さんの送別会並びに新任の方々の歓迎会を参集殿で催しました。

総代の任期を終えた皆さんには、榊会(さかきかい)に御入会のうえ、今後も氏子の鑑(かがみ)として、神社の護持運営にお力をお貸し頂きたいと思います。

3年間の御奉仕、ありがとうございました。

また、新任の方々には例祭(4月22日)、國府祭(5月5日)、まが玉祭(5月19日・20日)と大きな祭事が続きますが、行事を通して慣れ親しんで頂き、氏子との掛橋として御協力をお願い致します。

IMG_2521

昨晩から献灯提灯(けんとうちょうちん)に明かりが点(とも)り、垂れ桜も綺麗に照らされています。

大祭(4月22日)までの間、夕方5時から午後10時まで点灯します。

IMG_2540

初めての御奉仕

2018年4月3日 火曜日

一昨日は新年度の役員さんが一堂に会して、例祭・國府祭会議を開きました。

特に、天皇陛下御即位三十年奉祝記念として大神輿渡御(おおみこしとぎょ)を行う國府祭について報告と確認を行いました。

IMG_2506

さて、今日は新年度の総代さんにとって初めての御奉仕で、御奉納の提灯(ちょうちん)を入念に確認しながら掲げて頂きました。

また、例祭・國府祭関係の挨拶回り、そして警察には各種申請書類を提出して警備・防犯・交通などについての打ち合わせを行いました。

牡丹桜

牡丹桜

桜(ソメイヨシノ)は花吹雪となっていますが、垂れ桜は最高の見頃となり、牡丹桜も開花しました。

春風の花を散らすと見る夢は

さめても胸のさわぐなりけり

西行法師

新たな始まり

2018年4月2日 月曜日

昨日の神明社(伊勢原市白根)例祭では、新入学児童の通学安全祈願祭を執り行い、拝殿には氏子の関係者とともに入学式を間近に控えた15名の新一年生と保護者が参列しました。

nyuugaku

また、昨日は入学式を迎えた大学生が着物姿でお参りになり、今日は会社員が初々しいスーツ姿の新入社員を連れてお参りになました。

今週と来週には学内安全、校内安全といった学校の安全祈願祭の予約もあり、新たな始まりを感じさせてくれるものです。

社頭掲示 卯月

社頭掲示 卯月

駐車場や土手の垂れ桜が満開となり、華やかさを増していますが、八重(やえ)の牡丹桜(ぼたんざくら)も間もなく蕾(つぼみ)を開きそうです。

大祭月の予定

2018年4月1日 日曜日

新年度の始まり、日曜日の大安、満開の桜の中、そして麗らかな日和に恵まれて、兼務社4社の例祭式を仕えまつることが出来ました。

各社とも太鼓が鳴り響き、子供たちの声が賑やかな楽しい春の一日となったことでしょう。

神明社(白根)

神明社(白根)

さて、卯月の予定です。

1日(日)月次祭、大祭・國府祭会議、雷電神社(伊勢原市串橋)例祭、神明社(伊勢原市白根)例祭・新入学児童安全祈願祭、八坂神社(平塚市入野)例祭・水神祭、十二柱神社(伊勢原市田中)例祭、3日(火)総代奉仕(提灯掛け)、大祭・國府祭挨拶回り、新旧総代歓送迎会、5日(木)総代奉仕(俵・注連縄づくり、わらすき)、7日(土)石座神社(秦野市鶴巻)例祭、8日(日)神明神社(伊勢原市笠窪)例祭、真田神社(平塚市真田)月次祭、熊野神社(平塚市千須谷)例祭、日向神社・諏訪神社(伊勢原市日向)例祭助勤奉仕、9日(月)御嶽神社(伊勢原市池端)例祭、10日(火)第76回榊会正式参拝、13日(金)総代奉仕(草刈り、竹取り)、相模國府祭類社会議、14日(土)落幡神社(秦野市鶴巻南)例祭、15日(日)月次祭、幟立て(三ノ宮)、17日(火)第31回まが玉祭全体会議、18日(水)神明社(伊勢原市上平間)鳥居並びに幟竿・国旗掲揚塔新設工事竣工式、20日(金)総代奉仕(祭礼準備)、21日(土)例祭動座祭、総代奉仕(祭礼準備)、北金目神社(平塚市北金目)例祭、神明社(伊勢原市上平間)例祭、22日(日)比々多神社例祭、23日(月)幟返し(三ノ宮)、総代奉仕(祭礼片付け)、29日(日)日月神社(伊勢原市沼目)例祭

雷電神社(串橋)

雷電神社(串橋)