相模国三ノ宮・比々多神社

分け合いの心

当社の大祭まであと2週間となりましたが、今日は兼務する神明神社(伊勢原市笠窪)と熊野神社(平塚市千須谷)、そして代理で2地区の神社の例祭式をお仕えしました。

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兼務社では神社に到着すると、神祭具である御幣(ごへい)や神さまに捧げる玉串(たまぐし)、神饌(しんせん=お供えもの)等の弁備、祭場の舗設や進行の確認等を行います。

しかしながら、兼務する神社の数が多く時間も限られていることから、社殿や境内の清掃を始め、祭典準備の大半を総代さんや世話人さんたちが担っています。

これは単に役職の仕事ということではなく、受け継がれてきた地域の伝統の中に、〝分け合いの心〟が生きていると思います。

そのことで、私たち神職も清々しく祭典奉仕が出来るといえます。

コメント / トラックバック2件

  1. 鈴木治美 より:

    いつも 丁寧に掃除されていらっしゃる御社が 気持ちいいです

    分け合いの心 という言葉が 自分に響きます  まだまだ不遜な気持ちを持つ自分ですが 分け合いの精神は 人生を豊かに生きる術なのですね

  2. 禰宜 より:

    鈴木治美 様

    落ち葉の少ない季節ですが、ここ数日の強風に立木の心配が続きます。
    さて、不遜だなんて滅相もないです。
    生きているからこそ、欲が生まれるのであり、欲がなければ希望も生まれません。
    意欲があればこそ、分け合う心も生じると思います。
    多くの方々の分け合いの心に支えられています。

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