2018年2月 のアーカイブ

春の始まり~重要な祭祀

2018年2月17日 土曜日

日差しは暖かく、心地よい風、そして澄んだ青空が広がる穏やかな気候のもと、「祈年祭」(としごいのまつり・祈年祭)を斎行しました。

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御神前には米、酒、赤飯、餅、また、海の幸・山の幸などの神饌(しんせん)はもとより、氏子の方々が丹精込めておつくりになった野菜が沢山にお供えされました。

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春の始まりに五穀豊穣・国家安泰を祈るこの祭儀は、古来より宮中や伊勢の神宮、全国津々浦々の神社で重要な祭祀として執り行われてきました。

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秋に執り行う新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)は対となる祭儀ですが、神々の御加護のもと今年も多くの実りがもたらされるように祈り上げました。

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農業立国の我が国にとって、一年の始まりの祭祀ですが、祝詞(のりと)では商業・工業・諸産業の繁栄をも願うものです。

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早春の雰囲気

2018年2月16日 金曜日

明日の「祈年祭」(きねんさい)に先立ち、今朝は総代さんによる注連縄(しめなわ)張りが行われました。

また、御神前にお供えする神饌(しんせん)や神事に用いる神籬(ひもろぎ)、大麻(おおぬさ)、玉串(たまぐし)、神職が身に付ける装束(しょうぞく)等の支度も整いました。

河津桜

河津桜

駐車場では早咲きの河津桜(かわづざくら)が早春の雰囲気を漂わせています。

モニターツアー

2018年2月15日 木曜日

昨日は九州北部や中国地方、更には記録的大雪に見舞われている北陸で春一番が吹いたようです。

昨晩は台風並みの暴風が吹き、今朝の境内は少し荒れていましたが、建物や立木等に被害もなく安心しました。

如月も折り返しとなり「月次祭」を執り行い、皇室の弥栄と国土の安泰、氏子崇敬者の安寧を祈り上げました。

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さて、今日は気温が16度まで上昇し、会社の安全祈願祭や地鎮祭奉仕後には汗ばむほどの陽気でした。

伊勢原市の歴史文化遺産を活用したモニターツアーの一行がやって参りましたが、上着を脱いで抱えている人の姿が目立ちました。

ウォーキングにも心地よい季節が近づいています。

奉納提灯の募集

2018年2月13日 火曜日

既に兼務社では4社で「祈年祭」(としごいのまつり・きねんさい)を執り行い、五穀豊穣と諸業繁栄を祈念しています。

当社では毎年2月17日に斎行していますが、今年は土曜日にあたります。

各社の祈年祭が落ち着く頃には、いよいよ春の大祭が間近となります。

昨年の様子

昨年の様子

大祭案内状の印刷や各種依頼書の発送準備を徐々に始めていますが、今年も奉納提灯(ほうのうちょうちん)の募集を行います。

■ 初穂料   1張15,000円(初回のみ)・2回目以降10,000円

■ 献灯期間  4月初旬から大祭当日(22日)まで

■ 奉納方法  各地区総代または社務所へ直接お申し込みください

■ 献灯場所  神社西側道路

■ 御芳名   提灯の両面に掲示いたします

■ 申込締切  3月末日

安鎮の願い

2018年2月12日 月曜日

一昨日は八幡神社(伊勢原市坪ノ内)、昨日は神明神社(伊勢原市笠窪)と雷電神社(伊勢原市串橋)、そして本日は北金目神社(平塚市北金目)で祈年祭を執り行います。

三連休の社頭は、初宮参りや厄除、家内安全、安産等の御祈願、また御朱印参拝で賑わいを見せています。

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さて、一昨日は神葬祭をお仕えした御方の祖霊祭で十年祭、そして昨日は一年祭を参集殿においてご奉仕しました。

神道の葬儀では、逝去のことを帰幽(きゆう)といい、人生最後の重儀に際し、人生の終焉を悲しみ、遺徳を偲び敬います。

霊魂の安定を誠を以て祈り続けることにより、祖霊となって残りし人を守護する存在となるわけです。

昨日の一年祭では、喪主さんの夢枕に初めて故人が姿を現し「穏やかな表情を見せてくれた。」とのことでした。

一期を劃(かく)する祭を前に、安鎮の願いが届いたことと拝察しましたが、残りし人の表情も安堵した様子でした。

2678回目の誕生日

2018年2月11日 日曜日

今日は国民の祝日で「建国記念の日」です。祝日法には「建国をしのび、国を愛する心を養う」と記されています。

初代・神武天皇が橿原(かしはら)の宮に即位された日(『日本書紀』)を太陽暦に換算して定められたもので、大日本帝国憲法が発布された日(明治22年)でもあります。

明治6年(1873)に紀元節として定められ、戦後はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)により廃止されたものの、復活の機運が徐々に高まり、昭和41年(1966)に国民の祝日として制定されました。

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全国の神社では「紀元祭」(きげんさい)を執り行い、各地でも我が国の2678回目の誕生日をお祝いする行事が開催されています。

また、公益社団法人日本青年会議所では、「おむすびで結ぶ!建国記念の日」といったイベントを各地の神社で行ったようです。

明治天皇御製

橿原の宮のおきてにもとづきて わが日本(ひのもと)の国をたもたむ

平昌(ピョンチャン)では冬季オリンピックが開催されていますが、各競技の表彰式において日の丸の国旗が高々と揚がるよう、一人一人の選手を応援したいものです。

受験生の春

2018年2月10日 土曜日

伊勢原市内では乾燥注意報が6日連続出ていて、インフルエンザウイルスの勢いも未だ衰えないようです。

今晩の雨により、束の間ながら潤いが多少もたらされそうです。

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さて、県内の私立高校では入学試験を本日実施した学校が多く、県立高校の入試も来週に迫っています。

今週は合格祈願のためにお参りされる親御さんの姿が多く見られました。

受験生の春もすぐそこまで来ています。

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黄鶯睍睆

2018年2月9日 金曜日

節分で鬼を追い払いましたが、寒さは去らない日々です。

七十二候(しちじゅうにこう)は立春の第二候で、「黄鶯睍睆」(こうおうけんかんす=うぐいすなく)です。

鶯(うぐいす)は〝 春告鳥 〟(はるつげどり)の異名をもちますが、『古今和歌集』のこの歌にもとづくそうです。

うぐひすの 谷より出づる 声なくは 春来ることを 誰か知らまし

大江千里(おおえのちさと)

初音(はつね)を耳にする日も近そうです。

umeniuguisu明日から兼務社では、五穀豊穣と国家安泰を祈る「祈年祭」(としごいのまつり・きねんさい)が始まります。

午祭

2018年2月7日 水曜日

今日は二月「初午」(はつうま)の日(地方では陰暦二月)で、全国津々浦々におまつりされる稲荷神社の祭礼日です。

はつむまに狐のそりし頭かな 芭蕉

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稲荷の祠(ほこら)は神社境内のみならず、町内や寺院、屋敷内、会社の敷地やビルの屋上と、至る所に鎮座して、古くから庶民に親しまれています。

春の農事に先駆けて豊年を祈る田の神の信仰が、江戸の商家や町人信仰へと広がり、五穀豊穣・商売繁昌など広く信仰されています。

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年により二の午や三の午に稲荷祭の依頼を受けることもありますが、今年は初午に集中したこともあり、禰宜・権禰宜3人で手分けして祭事をご奉仕しました。

明日は兼務する稲荷神社(伊勢原市下平間)の例祭があります。

春は徐々に

2018年2月6日 火曜日

大寒波の影響で日本海側では広く雪が降り、北陸では記録的な豪雪となっています。

当地でも寒さが身に堪える日々が続いています。

ジョウビタキ(メス)

ジョウビタキ(メス)

冬鳥のジョウビタキを見かけて写真に収めたところ、今度はキジを発見しました。

繁殖期(3~7月頃)になると、顔の肉腫が赤く大きくなるそうで、季節が進むのを待っているようです。

キジ(オス)

キジ(オス)

一部では梅が開き始め、春は徐々に進んでいます。

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