台風21号の影響を懸念しつつ、朝早くから祭典準備を整えました。
午前9時、今年も変わることなく、秋の大祭「正祭」(しょうさい)を斎行(さいこう)しました。
崇神(すじん)天皇の御代(みよ)、神地として「神戸」(ごうど)を賜ったことに感謝する祭儀です。
参列者が神職の「祭式」(さいしき)の一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)を見守る中、厳かに本殿の御扉(みとびら)を開き、海の幸・山の幸をお供えして粛々(しゅくしゅく)と祭儀を厳修(げんしゅう)しました。
明日の太鼓奉納や境内における骨董蚤の市(こっとうのみのいち)は中止となりましたが、祭儀は厳粛に執り行います。
小雨の中でしたが、今朝は氏子(うじこ)総代さんが、境内や招魂社(しょうこんしゃ)、元宮(もとみや)、氏子各字(かくあざ)等の注連縄(しめなわ)張り奉仕を例年通りに行って下さいました。
また、栗原地区のオーナーまつりが招魂社裏で予定されていましたが、こちらも雨のため自治会館での実施となりました。
明日の準備を進める中、午前10時前に埼玉県から大型バスがやって来ました。
埼玉県神社庁が主催しクラブツーリズムが企画する人気のツアーで、「神主さんと行く神社めぐり」の相模国編です。
早朝にお出掛けの参加者もあるため、参集殿で御休憩後に正式参拝、その後は由緒や神社建築、祭礼等について説明を致しました。
また、神輿殿(みこしでん)や三之宮郷土博物館を見学して頂き、予定の1時間となりました。
昨晩は神社役員、自治会連合会代表、太鼓連代表が集まって、22日の祭典等について話し合いました。
その結果、台風21号による影響が予想されることから、「正祭」(9時)は予定通り社殿で斎行(さいこう)し、「地区戦歿者慰霊祭」(10時)は参集殿において執り行い、午後の「鎮魂奉納太鼓」は取り止めとなりました。
また、境内で予定されていた「骨董蚤の市」(比々多観光振興会主催)も関係者との協議のうえ、止むなく中止となりました。
事前の準備を進めていた関係者や参加を楽しみにしていた皆さまには、本当に気の毒ですがご理解をお願い致します。
年末に向かい、新年の御神札(おふだ)や御守(おまもり)、その他授与品等が届く時期ですが、今日は神奈川県神社庁から冊子「みんなの神さま ~ くにうみ ~ 」(改訂版)が到来しました。
既刊冊子として「よみのくに」「天孫降臨」「ヤマタノオロチ」「いなばのしろうさぎ」「あまのいわと」「海幸彦と山幸彦」「ヤマトタケルノミコト」「神武天皇」があります。
日本の神話が明るくて優しいイラストで描かれ、とてもわかりやすく書かれています。保護者が読み聞かせるのにも丁度よいストーリーなので、是非とも手にして欲しいと思います。
御希望の方は神奈川県神社庁のホームページを御覧になってお申し込み下さい。
今日は伊勢の神宮において「神嘗祭」(かんなめさい)が斎行(さいこう)されています。
新穀を天照大御神(あまてらすおおみかみ)に捧げて御恵みに感謝する最も重要なお祭りで、天皇陛下のお遣(つか)いである勅使(ちょくし)による奉幣(ほうべい)が執り行われます。
天皇陛下には宮中(きゅうちゅう)の神嘉殿(しんかでん)において、伊勢の神宮を遙拝(ようはい)になります。
また、全国の大きな神社では祝意を表して神嘗祭当日祭を行っています。
さて、その佳日(かじつ)に新居に引っ越しされたお宅において、神棚奉斎(かみだなほうさい)の神事を御奉仕しました。
そして、木の香りも美(うるわ)しい神棚に向かい、家人の御守護を願い上げました。
今回は間取りや大きさに見合う神棚(屋根違い三社造り)を予(あらかじ)め支度して伺いましたが、社務所では様々な大きさの神棚の取次やお祭りの仕方などについて、常時ご相談に応じています。
月の折返しの15日、月次祭を執り行いました。
今日も雨の境内でしたが、七五三参りの子供たちにとっては変わりなく、着物姿で境内を行き来していました。
日曜日ながら、中・平塚・伊勢原連合神社総代会(中郡二宮町、大磯町、平塚市、伊勢原市、秦野市の一部:87社で組織)理事会が開催され、第44回となる神社参拝旅行(川越氷川神社・彌彦神社)はバス3台127名となりました。
さて、伊勢原市内最大の観光行事「第50回記念伊勢原観光道灌まつり」が2日間にわたり盛大に開催されました。
夕方には神輿渡御(みこしとぎょ)にあたり、万灯神輿(まんどうみこし)3基の御霊(みたま)入れ神事を御奉仕しました。
小雨が降っていましたが、担ぎ手の皆さんは雨にも負けず、元気いっぱいに威勢良く声を上げていました。
寒露の次候で「菊の花開く」となりましたが、境内でもざる菊の準備を整えています。
月末(27日)には、比々多神社菊華会の菊小屋立てが行われます。
さて、昨日は屋敷内の井戸埋めにあたり、これまでの恩恵に感謝し、今後も水に困らぬよう祈る埋井祭、また大きな建物の解体にあたり安全祈願祭、そして邸内祠(ていないし)の奉還祭(ほうかんさい)などの御奉仕にあたりました。
それぞれの祭儀では、家主や施主、工事担当者などに清祓(きよはらい)を担ってもらい、自らの心をも清めて頂きました。