2017年10月25日 のアーカイブ

長寿の祝い

2017年10月25日 水曜日

今日も雨降る一日となりましたが、境内では雨に濡れない御神木の下で、七五三詣の家族連れが写真撮影をしていました。

初宮参り、七五三、成人式など、折々の成長の節目に行われる人生儀礼は、私たち日本人の人生観を表しているともいえます。

明治天皇御製

さまざまのうきふしをへて呉竹(くれたけ)のよにすぐれたる人とこそなれ

turukame

さて、今日は米寿(べいじゅ)を迎えた女性が長寿の祝いでお参りになりました。

長寿を祝う風習は古代中国の「敬老思想」の影響で、平安時代以降、貴族を中心に儀式が広まったといわれています。

「算」は年を数えることから年齢を意味して、算賀(さんが)、年賀、賀の祝いともいいますが、40歳を「初老」(しょろう)といい、50歳を「五十の賀」(いそじのが)、60歳を「六十の賀」(むそじのが)、「下寿」(かじゅ)、70歳を「古稀」(こき)、80歳を「傘寿」(さんじゅ)、「中寿」(ちゅうじゅ)、90歳を「卒寿」(そつじゅ)、「鳩寿」(きゅうじゅ)、百歳を「百寿」(ももじゅ)、「上寿」(じょうじゅ)、「紀寿」(きじゅ)といいました。

鎌倉時代以降には端数も加わり、61歳を「還暦」(かんれき)、77歳を「喜寿」(きじゅ)、81歳を「半寿」(はんじゅ)、88歳を米寿、99歳を「白寿」(はくじゅ)、108歳を「茶寿」(ちゃじゅ)、111歳を「皇寿」(こうじゅ)として祝うようになったようです。

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