相模国三ノ宮・比々多神社

毎年のことながら、三箇日は多くの家族連れで賑わい、官庁御用始めの４日は仕事始めの人たちとまだお休みの人たちが混ざり合い、明日５日は企業や団体参拝一色となります。

今日は学童保育や老人介護施設の参拝も多く、とても楽しそうな声が聞こえて来ました。

大晦日からご奉仕にあたってくれた臨時の巫女（みこ）さんたちも半減となり、その勤めもそろそろお仕舞いとなります。

お蔭様で天候にも恵まれ、三箇日はほぼ例年通りの参拝者で社頭は大いに賑わいました。

小正月（１５日）までは、参拝者に開運守の授与と御神酒を振る舞っています。

さて、昨日は伊勢原市遺族会比々多支部主催による戦後７２年目の新年慰霊祭が招魂社で執り行われました。

遺族も代替わりして、子から孫の世代になっていますが、各地区の代表者が玉串を奉（たてまつ）り拝礼をしました。

時代とともに変わるものはありますが、変わらぬ心を受け継ぎ、慰霊顕彰（いれいけんしょう）するその姿を見守って下さっていることと思います。

年末年始の忙しさの中にあって、開花した梅の花にほっと心が和みました。

元日は例年のことながら、本務社同様、兼務する所管社・落幡神社（秦野市鶴巻南）、真田神社（平塚市真田）、御嶽神社（伊勢原市池端）、南金目神社（平塚市南金目）、北金目神社（平塚市北金目）、十二柱神社（伊勢原市田中）、八坂神社（平塚市入野）、熊野神社（平塚市千須谷）、神明社（伊勢原市白根）、日月神社（伊勢原市沼目）、２日は神明社（伊勢原市上平間）において「歳旦祭」（さいたんさい）を執り行い、宮司以下禰宜（ねぎ）、権禰宜（ごんねぎ）４名によるご奉仕となりました。

お蔭様で天候にも恵まれ、兼務社から神社に戻る時間帯には、参拝者による渋滞でお宮に辿り着くのがやっとでした。

４日は御嶽神社（伊勢原市伊勢原）、８日は八剱神社（平塚市上吉沢）の歳旦祭、１４日は木下神社（伊勢原市神戸）の例祭です。

大晦日の午後１０時半、恒例により巫女奉仕者の正式参拝を執り行いました。

続いて、新年に頒布する御神札・御守を始め、授与所、神酒所、古札納所など、各所をお祓いして清めました。

そして、午前零時の時報とともに、報鼓（ほうこ）が境内に鳴り響き、新春を寿ぎ「歳旦祭並びに元旦大祈祷」を１時間余りにわたり厳修しました。

神前に額ずいて皇室の弥栄、国家の安寧、五穀豊穣、諸業繁栄を祈り上げるとともに、氏子・崇敬者の平穏無事と発展を願いました。