今日は不動産業を営む会社の開所式に出向きました。
引っ越しの最中とあって、片付けや整理に負われている様子でしたが、祭儀に臨む姿は神妙そのもので、これからの希望や抱負に満ち溢れているようでした。
連日正月の準備にあたっていますが、幟(のぼり)やおみくじ結所などの竹を新調しました。
冬枯れの季節にあって、青々とした竹に新鮮さと清々しさを感じます。
また、飾り用の菰樽(こもだる)を新しいものに交換しました。
明日は半年間の災禍(さいか)を祓い清める「年越大祓」です。
今日は日曜日ということもあり、兼務社の総代さんの来社が多く、元旦祈祷や年神さまの申込みがありました。
社頭でも神棚の御神札を求める方が日に日に増えてきています。
比々多地区内の大祓・人形(おおはらえ・ひとがた)の申込みも今日で全てまとまり、明後日の年越大祓(20日午後2時)の準備に当たっています。
年越しの大祓は、知らず知らずのうちに積もり積もった罪や穢(けが)れを人形に負わせて祓い清め、清々しい気持ちで新年を迎える伝統行事です。
社務所では20日のお昼過ぎまで受け付けていますので、人形に息を3度吹きかけ、身体を隈(くま)無く撫(な)でて、自分自身や家族の災禍を人形に託してお申込み下さい。
昨日は相模国府祭(さがみこうのまち)の類社宮司会が開催され、来る平成30年の天皇陛下御即位30年記念事業について、話し合いが行われました。
国府祭(5月5日)には、皇紀2600年(昭和15年)につくられた五社(一之宮・寒川神社、二之宮・川勾神社、三之宮・比々多神社、四之宮・前鳥神社、八幡宮・平塚八幡宮)の白木神輿(しらきみこし)が渡御(とぎょ)していますが、平成30年には総社・六所神社も含めて六社の大神輿による渡御が計画されています。
昨晩から今朝にかけて非常に強い冷え込みとなり、各地から初霜や初氷の便りが届いたようです。
農家の方は「野菜が霜げた」と言っていましたが、関東地方の赤土に出来やすいとされる霜柱が立ちました。
『淮南子』(えなんじ)には、霜や雪を降らすと女神を〝青女〟(せいじょ)といい、転じて霜や雪のことをいうそうです。
今日は霜晴の中、サクサクと霜を草履で踏みながら、地鎮祭奉仕にあたりました。
朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきましたが、明日は寒気の底との予報です。
師走も折返しの15日、月次祭を斎行して皇室の御安泰、国家の安寧、氏子・崇敬者の安全無事を祈り上げました。
12日のブログに交通安全祈願祭のことを掲載しましたが、今日はバスやタクシー、運輸業など、運輸・運送関係の会社のお参りや年頭安全祈願祭の申込みが続きました。
年の瀬ともなると、何かと焦(あせ)る気持ちも生じやすくなりますが、平常心で事故防止に努めたいものです。
師走13日は恒例の「煤払い」(すすはらい)です。
午前7時前には責任役員・氏子総代が勢揃いして、白い作務衣(さむえ)姿となり、先ずは一同お清めのお祓い。
殿内の調度品、祭具などを全て運び出し、煤取り用の長い篠竹(しのだけ)を用いて、社殿の内外や各施設を隈(くま)無く払い、一年間の煤(すす)、埃(ほこり)、塵(ちり)を落としました。
その後、掃き掃除や雑巾(ぞうきん)がけを繰り返し、本殿(ほんでん)はもとより、弊殿(へいでん)、拝殿(はいでん)を綺麗にしました。
境内清掃や気になる箇所の汚れも落とし、清々しい正月事始めとなりました。
総代さんたちの働きにより、神さまのご神威も増すものと思われます。
伊勢原市内では年末の交通事故防止運動(12月11日-20日)や飲酒運転根絶運動(12月中)が行われていますが、今年全国では一日平均1332件もの交通事故が発生(警察庁交通事故統計・1-10月)しているようです。
労働災害の経験則の1つである「ハインリッヒの法則」 ( 1 : 29 : 300 ) によると、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背後には300の異常が存在するそうで、ヒヤリとするような事故を防ぐことの大切さを知る数字です。
さて、年末賞与による新車購入の時期を迎え、昨日は交通安全祈願祭並びに車両清祓式が相次ぎました。
実際には交通事故発生数は減少傾向にあるようですが、不注意による事故は常に起こる可能性があります。
ご祈願の方々は謙虚にご神前に頭を垂れ、交通安全の思いを新たにされた様子でした。
今日は御嶽神社(伊勢原市池端)において、新穀勤労感謝祭並びに大祓奉告祭、大祓神事を執り行いました。
明日は南金目神社(平塚市南金目)と八坂神社(平塚市入野)、明後日は真田神社(平塚市真田)と日月神社(伊勢原市沼目)と兼務社の祭事が続きます。
御嶽神社では式後に新しい「神額」(しんがく)の清祓式を執り行いました。
仏閣では「寺額」(じがく)とも言われますが、一般的には「扁額」(へんがく)と呼び、建物の内外や鳥居などの高いところに掲げられます。
「扁」は平たい、横に長い額といった意味があるそうですが、古くから縦長の額が多く、縦長・横長を表すものでもなさそうです。
縁(ふち)の繰形(くりかた)が特徴的で、唐草の模様があります。