「合理的」「無宗教」「時間・お金の無駄」「生活困窮」「手間」「流行」などの理由が挙げられるようです。
しかしながら、葬儀は死を悼み、悲しみ、別れを惜しみ、故人を偲ぶ大切な時間です。また、命の尊さを考える機会でもあります。そして、気持ちの整理をつける空間であり、けじめともなります。
ご奉仕する私たちは、故人に安らかに鎮まっていただくよう誠心誠意勤めます。そのことが残りしものへ安心感を与え、ご先祖さまとのつながりをつくる役割を担っています。
人がもつことができる喜怒哀楽の感情の豊かさ。霊魂にも和魂(にぎみたま)、荒魂(あらみたま)、奇魂(くしみたま)、幸魂(さちみたま)があるといわれます。今を生きる私たちの行為でその御魂も発揮されるわけです。