相模国三ノ宮・比々多神社

長雨 霖雨 淫雨 陰雨 女梅雨

2019年7月3日

今日は相模原市から考古学関係の団体が三之宮郷土博物館を訪れ、約1時間ご案内しました。

当社に伝わる「うずらみか」(県重要文化財)は、石凝姥命(いしこりどめのみこと)作と言い、酒解神(さかとけのかみ)の物実(ものざね)とされています。

『新編相模風土記稿』(しんぺんさがみふどきこう;江戸時代の官撰地誌)には、「霖雨(りんう:長雨)の時は社地四隅の土を盛りて晴を祈るに験(しるし)あり」と書かれています。

うずらみか

うずらみか

雨続きなので雨に関連した言葉を辞書で調べてみました。

長雨・霖雨を「淫雨」(いんう)といい、いつまでも続く陰気な雨を「陰雨」(いんう)と記されています。

気象用語では、降るときは激しく降り、さっと止むような陽性の梅雨を「男梅雨」(おとこづゆ)、しとしと、じめじめと長く降り続く陰性の梅雨を「女梅雨」(おんなづゆ)、梅雨後期の災害をもたらすような豪雨を「荒梅雨」(あらつゆ)というようです。

伊勢原市フェイスブックページより

「伊勢原市公式フェイスブックページ」より

「夏越大祓」(なごしのおおはらえ;6月30日)の折、伊勢原市広報戦略課の取材があり、その様子が本日のフェイスブックに掲載されました。


文月の予定

2019年7月1日

昨日付で宮司が退任し、本日から禰宜(ねぎ)が新宮司として就任しました。

10年前にホームページをリュニーアルしてより「ブログ三之宮通信」を開始し、日常のあれこれを禰宜が綴ってきました。

当面は継続予定ですが、社務が広範にわたることから、滞ることも予想されます。

何卒ご理解の上、ご笑覧下されば幸いに存じます。

読売新聞記事 7月1日

読売新聞記事 7月1日

さて、昨日は新聞社や伊勢原市の取材もありましたが、生憎の天候につき、当社でも記録写真をあまり撮ることが出来ませんでした。

今朝の読売新聞には、鶴岡八幡宮の大祓が掲載されましたが、文中の最後に当社の記事が取り上げられました。

社頭掲示 文月

社頭掲示 文月

文月の予定です。

1日(月)月次祭並びに宮司退任・就任奉告祭、5日(金)十二柱神社(伊勢原市伊勢原)大祓、6日(土)北金目神社(平塚市北金目)大祓、落幡神社(秦野市鶴巻南)大祓、上平間水神講(伊勢原市上平間)水神祭、7日(日)南金目神社(平塚市南金目)大祓、神明社(伊勢原市上平間)大祓、13日(土)下平間水神講(伊勢原市下平間)清水祭、真田神社(平塚市真田)動座祭、14日(日)真田神社(平塚市真田)例祭、八坂神社並びに水神社(平塚市千須谷;熊野神社境内社)水神祭、15日(月)月次祭、19日(金)中・平塚・伊勢原連合神社総代会総会、20日(土)八坂神社(伊勢原市日向)例祭、飯綱神社(伊勢原市日向)例祭、21日(日)御嶽神社(伊勢原市伊勢原)例祭、日月神社(伊勢原市沼目)大祓、八坂神社(平塚市上吉沢;八剱神社境内社)渡御祭、25日(木)総代奉仕(草刈り)、28日(日)例祭・國府祭反省会


令和元年も残り半年

2019年6月30日

梅雨の真っ只中で今日は予報通りの雨です。

しかしながら、安産祈願の吉日「戌の日」とあって、朝から御祈祷が続きました。

境内では茅の輪くぐりで、厄難を祓い除ける妊婦さんの姿も見られました。

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さて、大祓神事は雨儀につき、予定通り拝殿で斎行することになりました。

殿内も蒸し暑さを感じ、お祓いの紙垂(しで)や神事に用いる人形(ひとがた)、小祓(こばらい)等、湿気が非常に高い状態でした。

大祓奉告祭(おおはらえほうこくさい)に続いて、大祓神事を執り行い、参列者は汗を流しながらも、真剣に大祓詞(おおはらえし・おおはらえのことば)を5巻繰り返し奏上しました。

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授与所(じゅよしょ)では特別限定奉製の「茅輪守」(ちのわまもり)の授与を始めました。

まだまだ長い梅雨が続きそうで、これから本格的な暑さがやって来ます。

令和元年も残り半年、先ずは明日を元気に、お健やかにお過ごし下さい。


忌明け

2019年6月29日

九州北部では、つい3日前に梅雨入りしたようですが、沖縄では今日梅雨明けの発表がありました。

活発な梅雨前線の活動により、局地的な大雨も見られ、先週発生した山形県沖地震の地域を含め、大きな災害とならぬことを願うところです。

服忌期間中の神棚

服忌期間中の神棚

先月半ばに神葬祭をお仕えしたお宅で五十日祭が営まれ、続いて奥津城(おくつき)に赴(おもむ)き埋葬祭(まいそうさい)をお仕えしました。

墓所(ぼしょ)が真言宗(しんごんしゅう)のお寺ということもあり、住職も参列され、式後に墓前で読経(どきょう)が行われました。

自宅では設けられていた仮の祭壇(さいだん)が片付けられ、忌明け(きあけ)にあたり、神棚(かみだな)の前面を覆(おお)っていた半紙が外され、故人の霊璽(れいじ)は祖先の霊璽とともに祖霊舎(それいしゃ)に合祀(ごうし)されます。

祖霊舎

祖霊舎


大祓は雨儀?

2019年6月26日

梅雨の晴れ間も束の間、近づく熱帯低気圧が台風に変わる予報で、その影響で当地も明後日には雨が強まりそうです。

30日の「夏越大祓」(なごしのおおはらえ)は雨儀(うぎ)が考えられますが、その場合でも神事は拝殿(はいでん)内で執り行います。

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比々多地区内の氏子や崇敬者の方々から大祓の申込みが続いています。

社頭には人形(ひとがた)の準備がございますので、半期に一度の大祓で様々な災いを祓い除け、清々しくお過ごし頂きたいと思います。

大祓は1300年以上もの昔から行われてきた伝統神事で、現在でも全国津々浦々の神社で執り行われています。

折目(おりめ)正しく、清浄を尊ぶ日本人の生活意識に通ずるものです。


協議員会

2019年6月25日

本日は神奈川県神社庁において、定例協議員会が開催されました。

本年度の業務計画、歳入歳出予算、更には天皇陛下の御即位にあたり、御大典(ごたいてん)奉祝事業について審議がなされました。

続いて、伊勢神宮崇敬会神奈川県本部評議員会が行われました。

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午後には、御大典奉祝事業特別委員会が開かれています。

今秋には御大典奉祝の神職大会が実施され、大嘗祭(だいじょうさい)や皇室制度について学ぶとともに、県内各社で行う奉祝事業について理解を深めるための計画が進められています。

大嘗祭は天皇御一代に一度行われる祭祀で、数ある中でも最高の重儀ですが、「庭積机代物」(にわづみのつくえしろもの)といって、各都道府県から選ばれた特産品が供納(きょうのう)されます。

前回の大嘗祭では、神奈川県から大根、海苔、ピーナッツ、足柄茶、キウイが献納されていて、そのことを周知するための事業も考案しています。


ホッホウ、ホッホウ

2019年6月24日

梅雨らしい雨が続いていますが、お参りの方々は傘を差しながら参道の茅の輪(ちのわ)を八の字に回っています。

夕方には、一時日が差して青空が広がりました。

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雨により、境内の「相生の欅」(あいおいのけやき)も苔(こけ)むしています。

この御神木の樹洞(じゅどう)に、今年も夏鳥の青葉木菟(あおばずく:青葉梟)がやって来て住んでいます。

毎晩のように暗闇(くらやみ)の森で「ホッホウ、ホッホウ」と2度鳴きますが、残念ながらその姿を目にすることが出来ません。

梟(ふくろう)は体がふっくらしているから「膨(ふく)るる」の転とも、夜行性なので「昼隠居(ひるかくろう)」の転ともいわれますが、見かけるまでは後者の思いが強いといえます。


茅の輪くゞり

2019年6月22日

「冬至」(とうじ)の対で、北半球では昼が最も長く夜が最も短い「夏至」(げし)を迎えました。

今日も雨、まだ梅雨は続きますが、次第に暑さも増していきます。

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さて、今日は茅(かや)を束ねて茅の輪(ちのわ)を作り、雨の上がった夕方、参道に舗設(ほせつ)しました。

六月(みなづき=水無月)の祓は〝なごし〟で、「夏越」「和ごし」「和儺」とも表現されます。

参拝の折、茅の輪を八の字(左・右・左)にくぐり、心を和めて下さい。

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茅の輪くゞりて今年も守れる命かな かな女


茅取り

2019年6月21日

愛川町では実刑判決の確定した男の逃走が続き、20日・21日と愛川町・厚木市の小中学校が休校措置を取っています。

被害もなく、事件が一日も早く解決することを祈るばかりです。

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ここ数日、気温が高く湿気の多い日が続きましたが、向こう一週間は梅雨らしい空が続きそうです。

神社では「夏越大祓」(なごしのおおはらえ:6月30日)に向けて、茅場(かやば)で茅取りを行いました。

お蔭様で、十分に伸びた青々とした茅を刈ることが出来ました。

明日は茅の輪(ちのわ)づくりです。


本宗

2019年6月19日

昨日は神奈川県神社庁本宗奉賛(ほんそうほうさん)委員会が開催され、委員として禰宜(ねぎ)が出席しました。

神社を包括(ほうかつ)する団体が各都道府県の神社庁であり、その中央事務所にあたるのが神社本庁です。

神社本庁は伊勢の神宮を本宗(ほんんそう)と仰ぎ、「神宮」を最高至貴(さいこうしき)の神社として尊崇(そんすう)しています。

皇祖(こうそ)天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀(まつ)りし、他の神社と比べて格別なる御存在であることから「本宗」という尊称が用いられています。

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県の神社庁でも、本宗奉賛活動は庁務計画の第一に掲げるものでもあります。

委員会では神宮研修会の開催報告、本宗奉賛活動のための教化事業、本年開催の「初穂曳」(はつほひき)等について話し合いました。

初穂曳とは、神宮における年中最大の収穫祭で、宮中並びに全国神社の新嘗祭(にいなめさい)に先立って行われる「神嘗祭」(かんなめさい)に合わせ、全国から初穂を捧げる神恩感謝の行事で本年で47回目を迎えます。