相模国三ノ宮・比々多神社

霊験あらたか

連日の暑さが続く中、気象庁は「関東甲信地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。

昨年より7日早く、平年より22日早い梅雨明けで、統計開始以来最も早いものだそうです。

暑気中(しょきあた)りをおこす程の猛暑の中、明日の夏越大祓(なごしのおおはらえ)の設営準備にあたりました。

六月(みなづき)の地(つち)さへ割(さ)けて照る日にも我が袖(そで)乾(ひ)めや君に逢はずして

『万葉集』巻十

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当社には石凝姥命(いしこりどめのみこと)作と言い伝わる御神宝(ごしんぽう)の甕(かめ)が存します。

旱魃(かんばつ)の時は、この器に水を盛って神前に供えて雨を請(こ)い、霖雨(りんう)の時は社地四隅(しゃちよすみ)の土を盛って晴れを祈れば霊験(れいげん)あらたかと古くから信じられています。

水無月(みなづき:古くは清音で「水の月」)を一日残していますが、この先の水不足が大変懸念され、万民の困らない程度の降雨を願うものです。

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