相模国三ノ宮・比々多神社

お伊勢参り

25日から29日のお伊勢さまでの研修が無事終わりました。

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解散後にあらためてゆっくりとお参りをいたしました。

神宮(内宮)への入り口となる宇治橋

神宮(内宮)への入り口となる宇治橋

20年に1度執り行われる最大のお祭り「式年遷宮」にあたり、宇治橋も架け替えられられました。その1つとして、昨年11月3日渡始式(わたりはじめしき)が行われました。年間750万人もの人と神さまをつなぐ橋。次の作り替え(平成41年)までの間に、1億人以上の人が渡る計算です。

元和5年(1619)作の擬宝珠(ぎぼし)

元和5年(1619)作の擬宝珠(ぎぼし)

高欄(こうらん=欄干)には松坂の鋳物師(いものし)による青銅製の擬宝珠(ぎぼし)が飾れれていますが、外側向かって左から2番目の擬宝珠の中には、万度麻(まんどぬさ=一万度お祓いを行う意)といわれる特別の神札が納められています。まさしく満願が込められています。

参宮案内所

参宮案内所・衛士見張所

宇治橋西詰には、こちらも新しくなった参宮案内所・衛士(えし)見張所があります。お伊勢さま全般の案内(地図入りパンフレットなどあり)、迷子呼び出し、車椅子貸し出し、コインロッカーからペット一時預かりまであります。

御手洗場(みたらし)

御手洗場(みたらし)

一般の手水舎(てみずや)もありますが、五十鈴川(御裳濯川 みもすそがわ)の清流で心身を清めるのが古来からの習わしです。

国民(くにたみ)も常に心を洗はなむ みもすそ川の清き流れに  明治天皇御製

明応7年(1498)銘の擬宝珠

明応7年(1498)銘の擬宝珠

上の画像は、国内最古ともいわれる風日祈宮橋(かざひのみやばし)の擬宝珠。この橋は9月17日に渡始が行われたばかりで、真新しい檜(ひのき)の香りが漂っていました。

内宮神楽殿(ないくうかぐらでん)

内宮神楽殿(ないくうかぐらでん)

神楽殿では各種ご祈願を受け付けていて、神楽が奉納されます。中でも、大々神楽(だいだいかぐら)は古式ゆかしい舞楽(ぶがく)が舞われ、古典芸術としても一見の価値があります。ここでは、神宮大麻(じんぐうたいま)やお守りなどの授与品、ご朱印も受けられます。

石段を上がり内宮御正殿(ないくうごしょうでん)へ

石階を上がり御正殿(ごしょうでん)へ

何事の おはしますをば しらねども かたじけなさに 涙こぼるる  

西行法師の思いを体で感じる瞬間です。

踏まぬ石

踏まぬ石

内宮御正殿から荒祭宮(あらまつりのみや)に向かう石階の途中に、4つに割れた石があります。天の字に似ていることから、天から降ってきたとのいわれもあり、踏まぬように盛り塩で清めてありました。

荒祭宮

荒祭宮

荒祭宮(あらまつりのみや)は、内宮御正殿におまつりされている天照大御神(あまてらすおおみかみ)と同一神ですが、その荒御魂(あらみたま)が鎮まるところです。式年遷宮のクライマックスである遷御(せんぎょ)(平成25年;大御神さまがお遷りになる儀式)では、内宮・外宮に続いて準じた形で遷御が行われます。

式年遷宮ではさまざまなおまつりが粛々と行われますが、遷御を含めた12の祭典は、天皇陛下の御治定(ごじじょう;祭典の日時を定められる)を仰ぐもので、祭政一致、国のおまつりとしての意義がここにあります。

御厩(みうまや)

御厩(みうまや)

皇室から牽進(けんしん)された神馬(しんめ)が飼育されている御厩(みうまや)があります。毎月1日、11日、21日の3度、菊花紋の馬衣をつけて御神前に見参します。

おかげ横丁

おかげ横丁

お参りのあとの楽しみの1つです。お土産も沢山ありますが、「宮下」(みやげ)にはお守りが一番です。

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