相模国三ノ宮・比々多神社

末の発展

昨日の「正祭」(しょうさい)に続き、慰霊祭の様子をご報告致します。

IMG_2784

毎年正祭に続いて、午前10時から招魂社(しょうこんしゃ:神社南西側)で行われるのが「比々多地区戦歿者慰霊祭」です。

IMG_5750

西南の役、日清戦争、日露戦争、そして大東亜戦争など、かつての戦役に出征(しゅっせい)し、散華(さんげ)された英霊(えいれい)182柱の名が、招魂社内の碑(いしぶみ)に刻まれています。

IMG_2785

清められた忠魂碑(ちゅうこんひ)前を飾り装い、青葉常磐木(あおばときわぎ)の真榊(まさかき)に御幣(ごへい)を垂らし、「オーオーオー」という警蹕(けいひつ)が響く中、英霊を招魂(しょうこん)しました。

IMG_2799

斎主(さいしゅ)に続き、主催者の比々多地区自治会連合会長、伊勢原市遺族会長、遺族会比々多支部代表、伊勢原市長、神奈川県議会議員、伊勢原市議会議員、神社責任役員、比々多地区内太鼓連代表が玉串を奉り拝礼しました。

IMG_5766

先の大戦から71年が経過し、既に軍恩会は解散となり、傷痍軍人会の人たちも鬼籍(きせき)に入り、遺族の世代も変わりゆく中ですが、市内で唯一、自治会主催の行事として開催される意義は深いものです。

IMG_2809

残りし人たちの太鼓奉納に込めた鎮魂の思いとともに、長く執り行われることが末の発展にも繋がることだと思われます。

コメントをどうぞ