相模国三ノ宮・比々多神社

引き締まった祭典

予報通りの快晴の青空の下、正祭・慰霊祭に続き、午後から慰霊祭奉納太鼓を予定通りに開催することが出来ました。

四季桜

四季桜

先ずは、秋の祭礼「正祭」(しょうさい)の様子をご報告致します。

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祈年祭(2月17日)、例祭(4月22日)、新穀勤労感謝祭(11月23日)など、午前10時に執り行う祭事が多い中、正祭は午前9時斎行(さいこう)ということで、総代さんたちも朝7時過ぎには参集しました。

三方に載せた神饌

三方に載せた神饌

神さまにお供えする「神饌」(しんせん)を載せる台を「三方」(さんぼう)といい、神事にはこの三方が概(おおむ)ね用いられます。これは折敷(おしき)と胴(どう)から成り、胴の三面に眼象(げんじょう)という繰形(くりかた=えぐってあけた穴)があることから名付けられたものです。

平素は5台の神饌を並べていますが、正祭では白木(しらき)の三方に載せた9台の神饌をお供えします。

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祭式作法通りに粛々(しゅくしゅく)と進めるのが神事の神事たる由縁(ゆえん)ですが、清浄を期し、秩序を重んじ、何より敬神報恩(けいしんほうおん)の至誠(しせい)を尽くすことにより、神徳(しんとく)が添えられるものです。

緊張の中、参列者一同がその境地にあるような、引き締まった祭典でした。

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