今年も神道政治連盟東京都本部・神奈川県本部合同の靖國神社参拝研修会が開催され、両都県の関係者約90名が参加しました。
64年前の昭和27年4月28日、サンフランシスコ講和条約の発効により、日本は連合国の占領支配から脱し主権を回復しました。
平成25年に、天皇・皇后両陛下御臨席のもと、三権の長(衆参両院議長・内閣総理大臣・最高裁判所長官)が出席して、初めて政府主催による「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」が憲政記念館で行われ、「主権回復の日」をお祝いしたのは記憶に新しいところです。
雨の落ちる靖國神社でしたが、平日ながら参拝者が途切れることなく続いていました。
御本殿に昇殿する前に、権宮司さんからお話がありましたが、戦後この日を境に参拝者が一気に増え、翌年の正月は境内が溢れるほどの人出だったそうです。
先人への慰霊と感謝、そして恒久平和の願いを込めて一同でお参りしました。
昭和天皇御製
風さゆるみ冬は過ぎてまちにまちし八重桜咲く春となりけり
昭和27年 平和条約発効の日を迎えて
その後、参議院議員会館(永田町)に会場を移し、研修会を行いました。
開会儀礼に続き、ジャーナリストの井上和彦先生を講師にお招きし、「憲法改正についての考察-緊急事態発生!-」を主題に講演を拝聴しました。
熊本・大分を中心にした地震発生から未だ日が浅いこともあり、大規模災害発生時の憲法における根拠規定の必要性をあらためて痛感しました。