平安時代初期に編纂された「延喜式」(えんぎしき)という法制書の中に、神祇式(じんぎしき)という年中儀式に関する規定が記されていますが、その第9巻・10巻には全国の神社3132坐(2861社)が記載されています。
相模國には13社が掲載されていますが、各社の研鑽と親睦を深めるために、「相模國式内社の会」を組織して、年一回の総会とともに研修会などを実施しています。
この度は、28日(木)・29日(日)の両日、巡拝会が開催(11社33名)され、責任役員2名とともに禰宜が参加しました。
初日は都内で高速道路の渋滞があったものの、最初の目的地として大洗磯前神社(東茨城郡大洗町)に向かいました。
当社は式内社では名神大社として名高く、旅の安全も願いつつ、昇殿参拝をいたしました。
宮司さまからは、東日本大震災の折の被害状況や復興に向けたお話なども伺うことができました。
昼食は水戸で黄門料理に舌鼓を打ち、水戸の黄門さまをおまつりする常磐神社に正式参拝いたしました。
生憎、偕楽園(国指定史跡名勝)の梅はほぼ終わっていましたが、綺麗な庭園美を眺め、桜満開の千波湖を散策することができました。
大子町の袋田温泉「思い出浪漫館」に到着、ゆっくりと湯につかり、懇親を深めました。
2日目の朝は三大名瀑の一つ、袋田の滝を見学。その後、関東三大大師とされる栃木県の佐野厄除け大師を参詣しました。
群馬県の館林に移動して昼食、ザ・トレジャーガーデン館林では満開の芝桜を見ることができました。
そして、分福茶釜で有名な曹洞宗の名刹・茂林寺をお詣りしました。
旅の結びは、ギネス登録の6000匹余りの鯉のぼり、満開の桜とともに多くの人出で賑わいを見せていました。
初めての1泊での巡拝会となりましたが、とても有意義な機会となりました。