4月26日のブログでお知らせしましたが、兼務する八剣神社(平塚市上吉沢)において鳥居の建替工事が行われ、欅(けやき)づくり銅板葺(どうばんぶき)の鳥居が無事竣功を迎えました。
地域内には回覧で内容の伝達が行われましたが、コロナ禍の状況も踏まえ、寄進者及び工事に携わった職人、神社役員・総代のみで竣功祭を執り行いました。
取り壊した鳥居の枘(ほぞ)部分には、年号や寄進者、職人の名前が記され、あらためて歴史を知ることが出来ました。
昭和9年以来87年ぶりの建て替えですが、令和の記念事業として後世に語り継がれると思います。
今次(こんじ)の工事では、両部鳥居(りょうぶとりい)といわれる四脚(よつあし)鳥居を忠実に再現しつつ、島木(しまぎ)と柱の間に台輪(だいわ)が加えられ、台石(だいいし)には黒御影(くろみかげ)が用いられました。
神社下には天台宗の名刹(めいさつ)で妙覚寺が鎮座していますが、この山門が四脚門(県指定重要文化財)で、その関係性も興味深いところです。