今年も変わることなく、5月5日は天下泰平・五穀豊穣を祈る「相模國府祭」(さがみこうのまち:県指定無形民俗文化財)です。
遺憾(いかん)なことですが、感染症による社会状況により、大幅な縮小となり、2年続けて神輿渡御(みこしとぎょ)を執り行うことが出来ませんでした。
しかしながら、総社を除く五社において、本年も午前9時に相模國府祭臨時祭を斎行(さいこう)しました。
その後、御分霊(ごぶんれい)である守公神(しゅこうしん)を捧げ持ち、年番(栗原)の関係者とともに、総社(六所神社)へと向かいました。
今年は相模國の成立を物語るとともに、譲り合いや円満解決を儀式化したものともいわれる古式神事「座問答」(ざもんどう)を総社の境内で執り行いました。
そして、国司代(こくしだい)である大磯町長参向のもと、相模國府祭御大祭(さがみこうのまち おんたいさい)を執り行い、各社の守公神を総社へ無事に納めました。
式典後には、神楽殿で行われた「鷺の舞」(さぎのまい:県指定無形民俗文化財)神事をゆっくり見学しました。