2019年5月24日 のアーカイブ

半期に一度の蘇り

2019年5月24日 金曜日

本日は堆肥(たいひ)小屋と物置の解体工事にあたり、家主(やぬし)さんの願いにより、感謝と安全を祈る祭事を執り行いました。

気温は高かったものの湿度は低く、下屋(げや)に祭場を設けたことにより、快適にお仕えすることが出来ました。

しかしながら、今日より明日、明日より明後日と最高気温が上がる予報で、5月ながら猛暑日に迫る勢いです。

右:夏越大祓大麻 左:疫神齋

左:疫神齋(えきじんさい)右:夏越大祓大麻(なごしのおおはらえたいま) 

夏越大祓(なごしのおおはらえ;6月30日)は、半年の間に積もり積もった罪や穢(けが)れを祓い清めて、元の健やかな心身に立ち返る半期に一度の蘇(よみがえ)りの神事です。

これは暑い夏を無事乗り切ること、祖霊(それい)を迎える盆(ぼん)に先立つ伝統行事でもあります。

その歴史は古く、大宝令(たいほうりょう:701年)に記され、延喜式(えんぎしき:927年)には六月・十二月の大祓が制定されています。

人形

人形

大祓には半紙で象(かたど)った「人形」(ひとがた)を配り、人形で身体を隈(くま)なく撫(な)でて、息を3度吹きかけて心身の穢れを人形に負(お)わせます。

人形は社務所に準備していますので、初穂料を添えてお申し込み下さい。