2015年6月14日 のアーカイブ

虫送りと初物

2015年6月14日 日曜日

近隣の田んぼでは田植えがほとんど終わり、田を抜ける風の清々しさを感じます。

今日は兼務する真田神社(平塚市真田)で毎月の月次祭(つきなみさい)に併せて、「虫送祭」(むしおくりさい)の祝詞を奏上しました。

真田では大祭である「天王祭」(てんのうさい)を来月(11・12日)に控えていますが、御祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)は疫病(えきびょう)除けなどとともに農耕神としての信仰が篤(あつ)い神さまです。

虫除守

虫除守

今日は神前結婚式の申し込みや問い合わせがありましたが、当社で3年前に結婚式を挙げられたご夫婦が、初もぎの玉蜀黍(とうもろこし)を奉納されました。

〝初物七十五日〟といって、初物を食えば75日生きのびるといわれますが、神さまもお喜びでご神威(しんい)を発揮されることと思います。

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古地図を読み解く

2015年6月14日 日曜日

昨日は、『川勾神社所蔵』「国府祭古地図を読み解く-知られざる国府祭祀の世界」(主催:川勾神社御神宝調査会 後援:二宮町教育委員会)と題した講演会が二宮町生涯学習センターで開催されました。

国府祭の類社(寒川神社・当社・前鳥神社・平塚八幡宮・六所神社)にもご案内を頂き、他社同様参加させて頂きました。

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当社にも神揃山(かみそろいやま)祭場の古地図が残っていますが、地図に記された内容について深読みする機会もなく、非常に興味深い内容でした。

講師を務められた水谷類(たぐい)先生(明治大学講師・元國學院大學講師)の研究や分析内容には、まだまだ解明すべき点があるとのことでしたが、地図に見られる道や門、塚、神体石、各社の日除け、参拝場所など、それぞれの意味するものについて考える好機となりました。

川勾神社所蔵 神揃山古地図

川勾神社所蔵 神揃山古地図