2015年6月10日 のアーカイブ

体験活動を通して

2015年6月10日 水曜日

今日は小学校1年生が「三ノ宮探検」でやって来ました。

夏と秋に定期的に行われている「生活」の校外授業です。

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小学校1年生では、国語、算数、生活、音楽、図画工作、体育という教科と、道徳や特別活動の授業が定められています。

生活は理科・社会を廃して、平成4年から小学校1年生と2年生に設置された教科ですが、両者を統合したものではありません。

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「具体的な活動や体験を通して、自分と身近な人々、社会及び自然とのかかわりに関心をもち、自分自身や自分の生活について考えさせるとともに、その過程において生活上必要な習慣や技能を身に付けさせ、自立の基礎を養う」と学習指導要領の目標に掲げられています。

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現在では、集団行動が取れない、人の話を聞けない、座っていられないなどの〝小1プロブレム〟が社会問題として指摘されています。

社会構造の変化や少子化、地域の希薄化など、時代の趨勢(すうせい)により子供の育つ環境は大きく変容し、規範意識は低下し、挨拶をはじめ、ルールやマナー、モラルなどを身につける場もなくなってきています。

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五感で自然や季節を感じる、昔遊びや年中行事を楽しむ、動植物や虫を育てる、生命の尊さや危険について学ぶなど、様々な体験を通して身の回りの人や地域との関わり、互いの関係が自然と身につくものです。

自ら学び、考え、表現する能力を養うことが大切であり、それが自立へとつながります。

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お宮では危険箇所やしてはいけないことを確認したあと、御神木や鳥居、絵馬、神輿(みこし)などについてお話をしました。

素直で無邪気な子供たちの様子、季節の自然を探す姿を見て、微笑ましく思えました。

やはり、子供は地域の財産、地域の宝ものです。