世界の森林率の平均は約30㌫だそうですが、日本の国土は約70㌫が森林です。
今日は国民の祝日「みどりの日」ですが、自然の恵みに感謝しつつ、今抱える環境問題についてあらためて考える日といえましょう。
若葉が生える境内は、何ともいえない美しい緑に覆われています。
神事に用いる榊(さかき)も常緑樹(じょうりょくじゅ)ながら、新芽(しんめ)の部分だけが色が異なり、柔らかな状態になっています。
神さまの依代(よりしろ)となる鉾(ほこ)、守公神(しゅこうしん)、お祓いの大麻(おおぬさ)、玉串(たまぐし)などを榊で奉製(ほうせい)しました。
今日は早朝から総代さんたちが餅つき、注連縄(しめなわ)張り、神輿の飾り付けなど、夏日には届かなかったものの、湿度の高い中での奉仕作業となりました。
夕方前には準備が全て整い、沐浴(もくよく)をして午後7時の動座祭(どうざさい)を待つのみとなりました。
浄闇(じょうあん)の中、「オーオーオー、オーオーオー」と神職が警蹕(けいひつ)を放ち、参列者が頭を垂れる中、白木の神輿(みこし)に神さまがお遷(うつ)りなりました。
明日はいよいよ1300有余年の伝統を誇る国府祭(こうのまち)当日を迎えます。