‘博物館’ カテゴリーのアーカイブ

ルポルタージュ学習

2012年7月11日 水曜日

お昼過ぎに、学校法人向上学園 自修館中等教育学校(伊勢原市見附島)の中等教育課程1年生19名が2名の引率教員とともに、フィールドワーク(ルポルタージュ学習)でやってきました。

「伊勢原市の歴史や文化財、遺跡について」というテーマ学習に基づき、教育委員会 文化財課の職員さんによる授業を受けたうえで、体験学習を当地で実施しました。

小職としては、本題とは外れていましたが、折角の機会なので神社の由緒や神さまの話、茅の輪の話、参拝作法について説明をいたしました。

神社の由緒や参拝作法について説明

神社の由緒や参拝作法について説明

その後、三之宮郷土博物館に場所を移し、郷土の資料を見学しながら学んでもらいました。

三之宮郷土博物館

三之宮郷土博物館

また、境内にある「三号墳」や「下谷戸縄文遺跡環状列石及住居跡」(市指定史跡)を見学。

文化財課の方の説明に聞き入る生徒たち

文化財課の方の説明に聞き入る生徒たち

また、県内最大である「らちめん古墳」(神社の北西)を見学し、横穴式石室についての説明を熱心に聞くとともに、それぞれに思案をしている様子でした。

らちめん古墳 馬具や銀装大刀などが発掘

馬具や銀装大刀などが発掘された「らちめん古墳」

そして、神社隣接地で実際に行われている発掘現場(三ノ宮前畑遺跡)を訪れ、中世の道が発見されたとの調査報告を受けました。

三ノ宮前畑遺跡 第2地点

三ノ宮前畑遺跡 第2地点

2時間足らずの調査研究でしたが、実際に「来て・見て・学ぶ」ことの大切さを感じてもらえたのではないかと思います。

まとめ学習では、班の中で十分に話し合い、充実した内容になることを願っています。

暑い中、お疲れさまでした。

暑い中、お疲れさまでした。

小学生歴史体験教室

2012年5月24日 木曜日

本日は、比々多公民館講座として、比々多小学校の6年生141名が「歴史体験教室」でやってきました。

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初日が室内学習(歴史講話)、そして2日目が移動教室という2日間にわたるカリキュラムになっていて、本日は神社周辺の遺跡を見学し、三之宮郷土博物館の収蔵品を見学しに来ました。

こども考古学事典加筆

馬具の名称(日本考古学小事典引用加筆)

講師は伊勢原市文化財課の職員さんでしたが、馬具や須恵器の大甕(おおかめ)、まが玉首飾り、金銅装大刀(こんどうそうたち)などについて質問に答えたり説明をいたしました。

子供たちは熱心に耳を傾けながら、よくメモを取っていました。

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郷土の文化を知る機会となり、歴史の発見や認識につながったと思います。

これからも地域の宝ものである文化を大切にして欲しいと思います。

市重要文化財特別公開など

2012年5月9日 水曜日

一昨日で第25回まが玉祭(5月19日・20日)の「管絃と舞楽の夕べ観覧」「フリーマーケット出店」募集の締切となり、それぞれ応募者に通知を差し上げましたが、まだ余裕がありますので、ご希望の方は社務所までご遠慮なくご連絡ください。

0463-95-3237 hibita@athena.ocn.ne.jp

鉄線(クレマチス)

鉄線(クレマチス)

さて、今年も「まが玉祭」にあたり、伊勢原市教育委員会による市重要文化財の特別公開・史跡巡り・まが玉づくり教室が開催されます。

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この機会に郷土の財産である文化財に触れるとともに、地域の歴史について考えてみませんか。

今日は文化財防火デー

2012年1月26日 木曜日

毎年1月26日は文化財防火デー。


文化庁の呼びかけで文化財を守るため、各地での消防・消火訓練が行われていますが、当社では今年は大規模訓練はありません。(隔年実施)

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昭和24年(1949)1月26日、法隆寺で火災が発生して金堂と壁画が焼失しました。

その後、全国で文化財保護の声が高まり、議員立法により「文化財保護法が」制定されました。

第1条(目的)には、「文化財を保存し、且つ、その活用を図り、もって国民の文化的向上に資するとともに、世界文化の進歩に貢献すること。」とあります。

第2条には、文化財の規定が記され、「有形文化財」「無形文化財」「民俗文化財」「記念物」「文化的景観」「伝統的建造物群」の6種類が掲げられています。

比々多神社及び併設の郷土博物館には、貴重な郷土の財産ともいうべき数多くの文化財があります。

「うずらみか」(工芸品・県重文)、「木彫狛犬」(彫刻・市重文)を始め、「金銅単竜環把頭」、「登尾山古墳出土品」一括、「らちめん古墳出土品」一括、「尾根山古墳出土品」一括などの考古資料があります。

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当然のことながら、境内は禁煙となっていて、神事以外は “ 火気厳禁 ” となっています。

空気の乾いた状態が続いていますが、各ご家庭においても火の取り扱いにはくれぐれも気を付けてください。

「火防札」(中央)

「火防札」(中央)


郷土の歴史

2011年8月20日 土曜日

昨日(19日)の神奈川新聞に、三之宮郷土博物館についての紹介が掲載されました。

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8月30日(火)まで小中学生を対象に、拝観料(大人200円・子ども100円)を無料で開放しています。

郷土の歴史や文化に触れることで、自分たちの暮らす地域を再発見できると思います。

郷土博物館夏休み無料開放

2011年7月26日 火曜日

昨日は神道政治連盟神奈川県本部の役員会及び代議員会、本日は相模中連合支部役員会と会合が続きました。学校を始め行政では、3月が年度末というのがすっかり定着していますが、神社を取り巻く団体や組織では、6月年度末というのがほとんどです。

さて、本日は自治会、交通指導員、教職員、保護者が一体となって、10地区に分かれて小学生の通学路点検を行いました。

歩道に「止まれ」のシール貼り

歩道に「止まれ」のシール貼り

子どもの目線で通学路の危険を確認し、信号・ガードレール・標識・看板などの取り付け要望書をとりまとめました。

 

夏休みに入って数日が経ちますが、今年も三之宮郷土博物館の小中学生無料開放を実施いたします。

期間は8月10日(水)から8月30日(火)まで

三之宮郷土博物館

三之宮郷土博物館

夏休みは、郷土の歴史や文化に触れていただく絶好の機会でもあります。自由研究課題として学んでみてはいかがでしょうか。

銅腕

銅椀 (関東では6例・神奈川では唯一)

景観まちづくり市民ワークショップ

2011年6月14日 火曜日

本日は、比々多地区の景観散策の提案ということでお誘いをいただき、地域の方や伊勢原市の方とともに、近くを散策しました。

埒面(らちめん)古墳の見学

埒面(らちめん)古墳の見学

先ず、昭和43年に(元)恵泉女学園短期大学建設中に発見された「らちめん古墳」を見学しました。墳丘は40メートル、推定全長は90メートルの円墳とも考えられる相模國最大規模の古墳で、銀装の大刀や金銅製の馬具など一級品の埋葬品が発掘されました。(三之宮郷土博物館所蔵)

ブルーベリーの実

ブルーベリーの実

その後、比々多神社の北西約150メートルの高台にある元宮へ上がりました。戦国時代に北条氏と三浦氏の争いにより、この地から現社地(昔は神主屋敷)にお宮を遷したと社伝記には記されています。

西は湘南平、東は江ノ島や横浜のランドマークタワーを望む、大パノラマの絶景ポイントです。

ストーンサークル

ストーンサークル

再びお宮まで下り、下谷戸縄文遺跡(ストーンサークル)を見学。昭和40年に東名高速道路建設中に発見され、敷石住居や環状に配石された立石(メーンヒル)を境内に移築保存したもので市指定遺跡となっています。

田園風景とアヤメ

田園風景とアヤメ

続いて、市内で最も古い斉藤家住宅(266年前建築・1745年)を訪れました。広い土間、太い梁、黒光りする大黒柱、竈の跡など、とても趣深い民家で、今でもここに住む古老からは、沢山の温かいお話を伺いました。

膨らみ始めた梨

膨らみ始めた梨

山里の田園風景を眺めながら、叔母様観音(おばさまかんのん)に手を合わせ、山道を上がって浄業寺(じょうぎょうじ)廃寺跡を訪れました。

史跡 浄業寺跡

史跡 浄業寺跡

孟宗竹が生い茂る中に、かなりの古刹(こさつ)だったと想像できる歴代和尚の石塔が数多く並んでいます。

開山大和尚の石塔

開山大和尚の石塔

静かに手を合わせたくなるほどの歴史の重みを感じる場所です。

風情ある土壁の蔵

風情ある土壁の蔵

竹ノ内の集落を抜け、臨済宗の能満寺を参詣して、比々多神社へと戻りました。

3時間足らずのウオーキングでしたが、地域再発見の散策となりました。

今後、地域特性を活かしたうえで、「景観まちづくり」が広がりを見せるよう、様々な意見を集約し、研究成果が上がるよう、神社としても協力していきたいと思っています。

 

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比々多の史跡

2011年5月17日 火曜日

今日は比々多小学校の6年生(153名)が2班に分かれてやってきました。比々多公民館講座で、「小学生歴史体験教室」だそうです。

事前に2時限の室内学習(歴史講話)ののち、本日は2時限で移動教室(史跡見学)を実施して、三之宮郷土博物館を訪ねて来ました。

三之宮郷土博物館を訪れた小学生

三之宮郷土博物館を訪れた小学生

比々多神社の鎮座する三ノ宮周辺には、数多くの史跡・文化財が存在します。

宮ノ前遺跡、化粧塚、登尾山古墳、御所神塚古墳、下尾崎遺跡(横穴墓)、前畑遺跡、らちめん古墳、下谷戸縄文遺跡(環状列石及び敷石住居祉)、三ノ宮3号墳・・・など。

宮ノ前遺跡発掘風景(昨年) 後方が神社

宮ノ前遺跡発掘風景(昨年) 後方が神社

 

5月21日(土)・22日(日)に行われる「第24回まが玉祭」では、三之宮郷土博物館を無料開放して、文化財の特別公開をいたします。

また、伊勢原市教育委員会・いせはら歴史アドバイザーのご協力により、「まが玉づくり講座」(道具代350円必要)が行われます。

例年親子に大人気のイベントです。是非ご参加ください。

 

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狛犬

2011年3月9日 水曜日

神社に参拝すると、参道の両脇などで “ にらみ ” をきかせているのが「狛犬」(こまいぬ)です。高麗犬・胡麻犬と書くこともあります。

神社の境内では、石造のものを目にすることが多いですが、社殿内部で見られる木彫や陶製、また金属製のものもあります。

比々多神社の狛犬

比々多神社の狛犬

比々多神社『天保社伝記』には、「何人ノ作ナルコトヲシラズ」とありますが、高さ1尺3寸余り、古を帯びていて、石造・金属製にはない木彫ならではの柔軟な味わいが深く、当時(7世紀頃)の彫刻技術を今に伝えます。頭の巻毛(まきげ)が簡素で、四股(しこ)は長め、現在の狛犬は頭が大きいのに比べ、身体の均整がよく調和して、逞(たくま)しさの中にも軽快さと品位が感じられます。関東最古の狛犬ともいわれています。

こま犬・あま犬(市重文指定)

こま犬・あま犬(市重文指定)

宮中では、御簾(みす)や几帳(きちょう)の裾(すそ)に、鎮子(ちんす=重し)として木彫の狛犬一対を置いていたそうです。

平安時代の『類聚雑要抄』(るいじゅうぞうようしょう)には、「左獅子 於色黄 口開 右胡麻犬 於色白 不開口在角」と記されています。つまり、左が獅子で口を開き、右が狛犬で口を閉じ角があるということです。この、左とは神さまから見てのことなので、向かって反対ということです。

狛犬の材質や形、表情などは時代や地域などにより様々です。

それでは、全国の神社で出会った狛犬の一部をご紹介いたします。

大崎八幡宮(宮城県)

大崎八幡宮(宮城県)

志波彦神社(宮城県)

塩竈神社(宮城県)

塩竈神社(宮城県)

志波彦神社(宮城県)

真山神社(秋田県)

真山神社(秋田県)

雄山神社・中宮(富山県)

雄山神社・中宮(富山県)

大洗磯前神社(茨城県)

大洗磯前神社(茨城県)

香取神宮(千葉県)

香取神宮(千葉県)

湯島天満宮(東京都)

湯島天満宮(東京都)

秋葉山本宮秋葉神社(静岡県)

秋葉山本宮秋葉神社(静岡県)

日吉大社(滋賀県)

日吉大社(滋賀県)

北野天満宮(京都府)

北野天満宮(京都府)

梅宮大社(京都府)

梅宮大社(京都府)

八坂神社(京都府)

八坂神社(京都府)

八重垣神社(島根県)

八重垣神社(島根県)

津峯神社(徳島県)

津峯神社(徳島県)

住吉神社(福岡県)

住吉神社(福岡県)

普天間宮(沖縄県)

普天間宮(沖縄県)

宮古神社(沖縄県)

宮古神社(沖縄県)

文化財防火デー消防訓練

2011年1月27日 木曜日

昨日は文化財防火デー。全国の神社仏閣などを中心に消防訓練が行われました。

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昭和24年(1949)1月26日、法隆寺(ほうりゅうじ・奈良県)で火災が発生し、金堂(こんどう)という建物とともに、法隆寺金堂壁画が焼損するという事件が起こりました。その後、文化財の保護を要望する声が全国で高まり、議員立法により昭和25年(1950)に「文化財保護法」が制定されました。

消火器による消火訓練

消火器による消火訓練

文化財は日本の歴史・文化・風土の中で生まれ、長い年月を掛けて育み守られてきた貴重な財産です。

文化財には、「有形文化財」、「無形文化財」、「民俗文化財」、「記念物」、「文化的景観」、「伝統的建造物群」の6種類があります。具体的には、建物、彫刻、絵画、古文書、民俗行事、遺跡、希有な動植物、それらを守る技術などです。

郷土博物館の文化財を視察

郷土博物館の文化財を視察

伊勢原市内には、国・県・市指定の文化財が61件あります。また、登録文化財が8件あり、神奈川県では鎌倉市に次いで2番目の多さです。【伊勢原文化財サイト

社殿の建築・構造を視察

社殿の建築・構造を視察

比々多神社周辺には、昭和初期360基の古墳があったといわれ、埋蔵文化財の宝庫ともいえます。

訓練に総代さんも大活躍

訓練に総代さんも大活躍

比々多神社及び併設の三之宮郷土博物館には、県重文指定の「うずらみか」を始め、木彫り「狛犬一対」、「登尾山古墳出土品」、「金銅単竜環把頭」、「尾根山古墳出土品」、「らちめん古墳出土品」、「下谷戸縄文遺跡環状列石及住居跡」などの市指定文化財があります。

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また、5月5日に行われる「国府祭」(こうのまち)は県指定無形民俗文化財です。

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先人から伝わる郷土の財産を守るのは、今を生きるものの役目でもあります。

訓練を終えて

訓練を終えて

年明けから、乾燥状態が続く毎日だけに、火の管理はもちろんのこと、予防と確認を徹底したいところです。

消防本部や消防団の皆さま、ありがとうございました。