‘博物館’ カテゴリーのアーカイブ

三ノ宮周辺を巡る

2014年3月18日 火曜日

高知では全国のトップをきって桜が開花しました。

当地でも春本番の暖かさとなりましたが、春一番が吹き荒れ、拝殿の扉を閉めるほどでした。

神奈川県歩け歩け協会 17日

神奈川県歩け歩け協会 17日

本日は山王中学校の1年生が「郷土ウォーク」で当社を訪れました。

今回は時間の関係で郷土博物館の見学はありませんでしたが、郷土の歴史を学ぶことはとても大切です。

山王中学校

山王中学校

伊勢原市内では新東名高速道路の建設工事やそれに伴う道路建設、道路改良事業などに伴い、遺跡の発掘調査が実施されています。

一昨日は遺跡調査報告会が開催され、その成果が報告されました。

伊勢原歴史・史跡マップ 

伊勢原歴史・史跡マップ 

この度、伊勢原歴史・史跡マップ(一般社団法人伊勢原市観光協会発行)の「日向エリア・三ノ宮エリア・善波・聖峰エリア」版がつくられ、本日社務所に届きました。

日向エリア・三ノ宮エリア・善波・聖峰エリア

三ノ宮・善波・聖峰エリア

本パンフレットは社頭に沢山ありますので、手にとってご覧の上、歴史と文化溢れる神社周辺を是非とも巡ってみてください。

ファイヤーレターデントで防火対策

2013年9月25日 水曜日

台風20号は本土上陸とならず一安心、今日の境内は、小雨が降ったり止んだりの一日でした。

さて、神社の境内は市の火災予防条例により、禁煙・火気厳禁・危険物品持込み厳禁となっています。

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伊勢原市には国・県・市の指定文化財が61件あり、その数は県内では鎌倉市に次いで2番目です。

参考 (いせはら文化財サイト

比々多神社並びに三之宮郷土博物館には、うずらみか(県指定重要文化財)、木彫り狛犬一対登尾山古墳出土品金銅単竜環把頭尾根山古墳出土品埒面古墳出土品、下谷戸縄文遺跡環状列石及住居跡(以上は市指定重要文化財)などの指定文化財があり、国府祭は県の無形民俗文化財に指定されています。

先人が長い歴史の中で守り伝えてきた財産を、次代に引き継いでいくのは私たちの使命でもあります。

防燃水施工

防燃水施工作業

当社では文化財防火デー(1月26日)に、消防・防火訓練を隔年で実施していますが、何時何時(いつなんどき)起こるか分からないのが火災の恐怖です。

本日は、その火災から建物を守るため、社殿や授与所、手水舎などにファイヤーレターデント防燃水(ぼうねんすい)の塗布(とふ)作業を実施しました。

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ホウ酸化合物を主成分とするノンハロゲン系の液体で、人体・環境に無害といわれ、神社・仏閣などで施工例が広がっています。

優れた防燃性能で引火を防ぎ、シロアリ忌避(きひ)にも効果を発揮するようです。

作業は明日一日掛かりますので、参拝の皆さまにはご不便をお掛けいたしますが、何卒ご容赦願います。

境内に移転された遺跡

2013年9月7日 土曜日

現在、新東名高速(伊勢原北IC-御殿場JCT)の開通に向けた工事が進められていますが、昭和44年に全線開通した東名高速の工事では、神社周辺で多くの遺跡が発掘調査されました。

神奈川毎日新聞 昭和40年

神奈川毎日新聞 昭和40年

当社の先代宮司が、当時私費を以て古墳を移転・保存したことが新聞に掲載されました。(写真上)

発掘調査(昭和39年12月)にあたった明治大学考古学研究室(大塚初重博士)は、「三ノ宮三号墳」(写真下)は6世紀頃伊勢原地方に勢力をもった古代豪族の墓としています。

移築・復元された三ノ宮三号墳 ( 現在 )

移築・復元された三ノ宮三号墳 ( 現在 )

また、昭和40-42年に発掘調査された「下谷戸縄文遺跡環状列石及住居跡」(市指定史跡)は昭和42年5月に同様に当社境内地に移築されました。(写真下)

敷石遺跡 写真:大場磐雄博士

敷石住居跡 写真:大場磐雄博士

国宝・大神社展見学

2013年5月28日 火曜日

本日、所管神社の皆さまとバス2台79名で、「国宝・大神社展」(東京国立博物館)を見学してきました。

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ご案内の通り、本年は第62回神宮式年遷宮の遷御の儀(内宮:10月2日 外宮:10月5日)が斎行されます。この秋にあたり、全国の神社で所蔵する御神宝が一堂に会する、かつてない規模の神道美術展として開催されました。

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私たちのご先祖から受け継がれてきた歴史や文化、伝統、信仰に触れ、神々への畏敬の念や感謝の気持ちを感じる、とても素晴らしい機会となりました。

図録

図録

残念ながら、展示されていた古神宝の数々を写真でご紹介することは叶いませんが、神像、装束、調度品、武具、縁起絵巻、刀剣、甲冑、馬具、絵画、古文書など国宝、重要文化財160件という、とてつもない企画の展示会でした。

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ゆっくりと2時間掛けて鑑賞した後は、和やかに上野で昼食をとりました。

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日帰りツアーながら旅の安全を願い、深川の八幡さまにお参りしました。

今日は月次祭にあたり、境内には沢山の露天が出ていて賑やかな雰囲気でした。

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その後は、水上バスで優雅に東京クルーズとなりました。縁があるのでしょうか、船の名前は伊勢原ゆかりの  〝 道灌 〟 でした。

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旅の締めくくりは浅草の散策。

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浅草寺の門前町には修学旅行の生徒も多く、とても華やいでいました。もちろん、三社祭で有名な浅草神社にもお参りしました。

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文化財の公開

2013年5月9日 木曜日

県央経営者会産業能率大学は、伊勢原市活性化のためのプロジェクトとして、地域のイベントや文化交流を盛んにすることを目的に、協働して活動をしています。

昨晩、来週開催の「第26回まが玉祭」について、その関係者にレクチャーを行い、様々な意見交換をしました。

今週末には、学生さんたちが小田急線伊勢原駅の通路において、神社の法被(はっぴ)を着て「まが玉祭」コンシエルジュとして活動をしてくれるとのことです。

終了後、郷土博物館に場所を移し、所蔵の文化財を見ていただきました。

県央経営者会と産能大の皆さん

県央経営者会と産能大の皆さん

さて、今朝は比々多公民館講座「小学生歴史体験教室」が開催され、比々多小学校の6年生141名が元気にやって来ました。

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子供たちは、文化財課職員の案内で「らちめん古墳」を見学し、当社併設の三之宮郷土博物館に立ち寄って、収蔵の考古資料や古墳の遺物、伝来品などを真剣に観察のうえメモをよく取っていました。

(参考:史跡略図

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伊勢原の歴史や文化の一端に触れ、郷土の新たな発見につながったのではないでしょうか。

*まが玉祭(18日・19日)にあたり、文化財特別公開(拝観無料)を実施いたします。

寄贈図書

2013年4月9日 火曜日

3月末まで國學院大學において開催されていた企画展「身体としての土器」が閉会し、貸出中の当館所蔵「顔面把手」(がんめんとって)が戻って来ました。

本企画展の企画・展示などを行った中村耕作氏(伊勢原市出身)が著書『縄文土器の儀礼利用と象徴操作』を寄贈されました。

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本書は300頁超の考古学専門の叢書(そうしょ)で、前述の「顔面把手」について、周辺遺跡や出土地点、背面に施された蛇体装飾、類似の周辺分布などについて詳細な分析と考察が記されています。

顔面把手

顔面把手

また、仲村昭一氏(平塚市在住)は、『花に誘われ花に酔う』を寄贈されました。

本書は折りにふれて綴られた回想文で、同氏にとって五冊目の上梓(じょうし)になるそうです。

その随筆集の中には、当社で神葬祭(五十日祭)を行った時の感情も心豊かに盛り込まれています。

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海軍兵学校時代の思い出や桜に対する思い入れの深さに、吸い込まれるように読み入ってしまいました。

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例年であれば、大祭の頃に満開を迎える八重桜も盛りを迎えています。

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いせはら市民大学講座

2013年1月19日 土曜日

本日は、「伊勢原文化発祥の地!比々多で遊ぶ講座」と題して、いせはら市民大学の楽習講座が開催されました。

宮司より神社の由緒・略記を説明

宮司より神社の由緒を説明

始めに当社宮司より神社の歴史や由緒について説明、続いて三之宮郷土博物館を見学していただきました。

その後、伊勢原市教育委員会教育部文化財課の職員さんが講師となり、神社周辺の文化財を訪ねる歴史ウォークとなりました。

神社周辺の文化財地図  文化財課提供

神社周辺の文化財地図  文化財課提供

31名の参加者にとって、きっと新しい発見の講座になったことと思われます。

天保の社伝記を読む

2012年12月10日 月曜日

本日も強い寒気が居座り、日本海側を中心に大雪となりました。

当地でも冷え込みが強まりました。空気が乾燥しているので、火の取り扱いには十分に気を配りたいと思います。

毎年1月26日は「文化財防火デー」ですが、明年(平成25年)は土曜日にあたるため、前日の25日(金)に当社で放水訓練や消火訓練が行われる予定です。

(参考 昨年の当社ブログ -  昨年のタウンニュース記事 - 当社の文化財

本日は、箱根神社の職員さんが、12月21日から開催予定の特別企画展「おみくじの信仰と歴史」に、当社蔵の「おみくじ」を展示するため来社されました。県内でもおみくじの版木が残っている例はほとんどないとのことで、あらためてその貴重さを認識いたしました。

戦火や火災などにより、古い文書や文化遺産が失われた例はよく耳にしますが、当社には天保5甲午年(1835)7月の社伝記が残されています。

天保の社伝記

天保の社伝記

その内容は御祭神、由緒、神宝、祭礼、地名など29頁にわたるもので、絵図も記されています。

境内及び周辺図

境内及び周辺図

その一部をご紹介いたしますが、4頁には「建久壬子3年(1192)8月9日早旦源頼朝郷御台所御産気・・・当国大社奉神馬・・・三宮冠大明神・・・神宮供僧御祈祷・・・」とあり、時の征夷大将軍である源頼朝公の妻・政子が産気づき、当国の大社(当社は三宮冠大明神として記載)に神馬を奉納し、神官が祈祷を修し、無事男子である実朝公を出産した旨が記されています。

15日(土)は、安産吉日の戌の日ですが、由緒の通り「丹精」(真心)を以て祈祷につとめたいと思います。

当国大社に神馬を奉る

当国大社に神馬を奉る

砥石

2012年11月22日 木曜日

本日、小学校6年生の授業の合間に、講師をつとめる門田氏・藤本氏が三之宮郷土博物館を訪れました。

両氏は地質学の調査研究をしていて、当館にある砥石に興味を抱いていました。

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この辺りでは、丹沢の「戸川砥」(とかわと)が天然の秦野産砥石として有名です。

砥石は刃物などを研ぎ磨く石ですが、その材質で荒砥(あらと)・中砥・仕上砥といいます。

当館収蔵の砥石

当館収蔵の砥石

『日本書紀』には、鏡作部(かがみつくりべ=鏡作りを世襲していた品部)の遠祖である天糠戸(あまのあらと)という神名が出ています。糠戸は荒砥のことです。

当館所蔵の石

当館所蔵 管玉の原石 

まが玉祭(5月第3土・日)では、教育委員会や歴史アドバイザーの協力を得て、まが玉づくり体験を実施していますが、遙か昔の人たちが研いで磨く技術を学ぶことができます。

郷土を訪ねて

2012年9月11日 火曜日

本日の午後、厚木市郷土資料館のご一行がお参りになりました。

同館では、厚木の文化や自然に関する資料を集め、研究活動や講座を開催しているようですが、その一環として三之宮郷土博物館を尋ねて来られました。

厚木市郷土資料館のご一行

厚木市郷土資料館のご一行

館内を見学いただきながら、来歴や展示物、おまつりとの関わりなどについて、約1時間にわたりお話をさせていただきました。

その後、当社の元宮に参り、相模国一帯を見渡していただいた様子です。

電話では、バス5台での参拝の問い合わせが入りましたが、いよいよ神社に参るのも心地良い季節となります。

六社めぐりの企画案内

六社めぐりの企画案内