相模国三ノ宮・比々多神社

ファイヤーレターデントで防火対策

台風20号は本土上陸とならず一安心、今日の境内は、小雨が降ったり止んだりの一日でした。

さて、神社の境内は市の火災予防条例により、禁煙・火気厳禁・危険物品持込み厳禁となっています。

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伊勢原市には国・県・市の指定文化財が61件あり、その数は県内では鎌倉市に次いで2番目です。

参考 (いせはら文化財サイト

比々多神社並びに三之宮郷土博物館には、うずらみか(県指定重要文化財)、木彫り狛犬一対登尾山古墳出土品金銅単竜環把頭尾根山古墳出土品埒面古墳出土品、下谷戸縄文遺跡環状列石及住居跡(以上は市指定重要文化財)などの指定文化財があり、国府祭は県の無形民俗文化財に指定されています。

先人が長い歴史の中で守り伝えてきた財産を、次代に引き継いでいくのは私たちの使命でもあります。

防燃水施工

防燃水施工作業

当社では文化財防火デー(1月26日)に、消防・防火訓練を隔年で実施していますが、何時何時(いつなんどき)起こるか分からないのが火災の恐怖です。

本日は、その火災から建物を守るため、社殿や授与所、手水舎などにファイヤーレターデント防燃水(ぼうねんすい)の塗布(とふ)作業を実施しました。

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ホウ酸化合物を主成分とするノンハロゲン系の液体で、人体・環境に無害といわれ、神社・仏閣などで施工例が広がっています。

優れた防燃性能で引火を防ぎ、シロアリ忌避(きひ)にも効果を発揮するようです。

作業は明日一日掛かりますので、参拝の皆さまにはご不便をお掛けいたしますが、何卒ご容赦願います。

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