相模国三ノ宮・比々多神社

祈りと感謝

土地区画整理事業による工事で、祠(ほこら)を移動することになり、お祓いに伺いました。

屋敷内には邸内祠(ていないし)が2社おまつりされていて、家の方のお話ではお稲荷さんではなく、山の神と水神さんだということでした。

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日本の神さまは、「八百万神」(やおよろずのかみ)といわれるように、多くの神々が存在します。四季折々自然の恵みに富んだ風土と、農耕を中心にした生活の中で、暮らしとともに祈りと感謝を捧げ、森羅万象に神を感じてきました。

『古事記』や『日本書紀』に登場する神々、全国の神社におまつりされる神さま、そしてお稲荷さんや田の神、山の神、道祖神や水神さんなど、民間信仰の神さまに至るまで多くの神さまが存在します。

北島三郎さんの名曲「まつり」でも、「・・・山の神 海の神 今年も本当にありがとう・・・♪♪」と唄われています。

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この地域は豊かな金目川が流れ、台地の畑を潤し、水田を豊富にし、人々が四季折々に祈りと感謝を捧げて暮らして来ました。

区画整理事業により、まちなみが変わりつつありますが、原点に思いを寄せてまちの発展を願うところです。

神道は日用の間にあり -度会延佳・陽復記-

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