相模国三ノ宮・比々多神社

箒神

今日は二十四節気の一つ処暑(しょしょ)。暑さが止んで涼しさが出る頃合いです。朝は雨が降りましたが、晴れ間が出て蝉も未だ勢いよく鳴いています。

子供らの夏休みも残すところ9日、徐々に生活リズムを整えたいところです。また、夏の疲れが出る時期でもあり、大人も充分に気をつけましょう。

さて、本日は戌の日。赤口という日柄か、お昼前後に安産祈願が相次ぎました。

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「産神」(うぶがみ)は出産をつかさどる神さまで、産婦(妊婦)や産児(赤ちゃん)を守り、お七夜が過ぎると帰ってゆくと考えられています。

出産の時に立ち合うとされる箒神(ほうきがみ・ははきがみ)は、産神の一つとされますが、妊婦のお腹を新しい箒(ほうき)でなでたり、箒を立てると安産になるともいわれています。

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一方で、箒をまたいだり踏むと難産ともいわれ、単なる掃除道具ではなく、神聖なものとして扱われてきました。

古事記には、「帚持」(ははきもち)という葬儀の列に帚を持つ役割が記されていて、人の命と密接な関係があったことを示しています。

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