本日、伊勢原カントリークラブ内にある吾妻社例祭のご奉仕をいたしました。
ゴルフ場のコース内に小高い吾妻山がありますが、そこにお社がまつられています。例年新緑のこの時期におまつりを行っています。
小高いといっても急な斜面であり、コースを横切るため危険も伴います。数年前から、クラブハウス内にお供え物を準備して遙拝(ようはい)する形になりました。
もちろん、事前にお社の周辺を掃除して、〆を飾り、お供え物を上げて行っています。
本日は霞(かす)んでいましたが、澄んでいれば江ノ島を一望できる最高のロケーションです。桜の名所でもあります。
比々多神社には、智に長け、勇猛な日本武尊(やまとたけるのみこと)がおまつりされています。『古事記』では、東国平定の大義を成し遂げたミコトが、足柄山で妻である弟橘姫(おとたちばなひめ)を思い出して、「吾妻はや」と嘆きます。それから東国を「あづま」(東・吾妻・我妻など)と呼びます。
神奈川には、吾妻神社や橘樹(たちばな)神社が多く鎮座しています。