相模国三ノ宮・比々多神社

国府祭 其の三

5社同時にお立ちの式(発輿祭)を行い、一之宮から順に逢親場(おおやば=大矢場)祭場(馬場公園)に向かいます。

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下の祭場は、沢山の露店と人出で賑わっていました。昔は「農具の市」が所狭しと出ていたそうです。五穀豊穣を願う国府祭の市で買った農具を用い、田畑を耕すのが良い風習だったようです。

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三之宮の「なでしこ囃子会」の子どもたちも元気いっぱいで、他の太鼓に負けないくらい大きな音を打ち鳴らしていました。

神納対面の儀

神納対面の儀

総社・六所神社が各社を迎え入れ、「五社献饌」(ごしゃけんせん)、「神納対面の儀」(しんのうたいめんのぎ)、「国司代奉幣」(こくしだいほうべい)、「神裁許の儀」(しんさいきょのぎ)などの神事が粛々と行われました。

ここで、各社の守公神(しゅこうしん)は総社に納められ、一年間預けられます。そして、来年も各社の御神霊のこもった守公神が納められます。神さまの命も更新です。

一方、私たちも一時の逢瀬(おうせ)を懐かしみ、名残をもちながら、それぞれの社へと帰って行きます。

鎮座祭

鎮座祭

道中、伊勢原の行在所で式典を行い、午後7時お宮へと無事戻りました。12時間の長い旅の終わりです。

直会(なおらい)の様子

直会(なおらい)の様子

夕刻から肌寒くなりましたが、雨に降られることなく長い歴史の1頁を綴ることができました。ご協力ご奉仕いただいた皆さまに感謝申し上げます。

 

*尚、国府祭の様子をテレビ神奈川の3台のカメラが収録していました。「日本の祭り」(ダイドードリンコ提供)として、5月29日(日)20:55から55分間の特集番組としてTVKテレビで放映されます。

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