相模国三ノ宮・比々多神社

国府祭 其の一

昨日は相模国府祭(さがみこうのまち)。県無形民俗文化財に指定される伝統の神事が執り行われました。

3回に分けてご紹介いたします。

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早朝7時の境内には、順に奉仕者や見送りの人たちが集まりました。

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比々多神社では氏子が輪番で国府祭のご奉仕をいたします。これも伝統の知恵かもしれません。本年は三ノ宮の字番。

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午前7時40分、発輿(はつよ)に先立ち神事を行いました。そして、立ち御神酒(おみき)で乾杯。外清浄(げしょうじょう)と内清浄(ないしょうじょう)です。

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供奉行列(ぐぶぎょうれつ)に先立って、参加奉仕者の名前を召し立てました。

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殿内に据えた神輿に一礼の後、三和会(青年会)の人たちが一気に駆け上がり、御神霊(みたま)の発揚(はつよう)を願って拝殿の床を踏みならし、肩に台棒を押し当てました。いざ出立。

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神社境内を出た少し先、権現堂といわれるところに「化粧塚」(けしょうづか)があります。本来、化粧塚は旅の衣裳にあらためるところですが、四方を竹で囲んだこの化粧塚を神さまも奉仕者も通り、装いを整えます。あらためる、あらたまるところに気の再生があります。

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青年の鉄棒(かなぼう)は、先導役で露払い、また神輿の警護役も務める大切な役割です。花笠には国土安泰・五穀豊穣と墨書されています。大きな大義を背負うおまつりです。

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金目の行在所(あんざいしょ)に到着。例年通り光明寺ご住職にも参列していただき、着御祭(ちゃくぎょさい)を執り行いました。古くから、「金目敬神講」としてご配慮をいただき、休み処として安堵の一時を過ごしています。

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これも恒例行事。金目川に入り、禊(みそぎ)をして大磯の祭場へ向かいます。

 

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