相模国三ノ宮・比々多神社

十三参り

雨粒が激しく、足下が悪い中にもかかわらず、着物姿で「十三参り」のご祈願に来られたご家族がありました。通過儀礼(人生儀礼)として、心身長養を祈願いたしました。

『論語』では、「吾(われ)十有五(じゅうゆうご)にして学に志し・・・」とありますが、学業に専念して沢山の知恵を得る年頃です。また、多感な頃合いで多くのものを吸収しながら、大人への道を進む大切な時期です。

十三参り おめでとうございます

十三参り おめでとうございます

十三参りは関東ではあまり馴染みがありませんが、関西では盛んに行われています。生まれた年の干支(えと)が初めて巡ってくる年(数え年13歳)の少年少女が着飾り、旧暦3月13日(現在では4月13日)、福徳・知恵を授かるため、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)に参詣するという習わしがあります。智恵貰(ちえもらい)などともいうそうです。

詣る子に智慧の泉といふが湧く   舘野翔鶴 

 現在では、日頃からお世話になっている神社仏閣にお参りする人たちが多くなっています。当社でも、時期を気にせずにお参りする方が増えています。中学入学とともに、勉強も難しくなりますので、知恵を授かりにお参りください。

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