相模国三ノ宮・比々多神社

大祭の執行について

境内では冷たい雨が降り続き、静かな春分を迎えました。震災の被災地では、とても寒い一日を過ごしていることと思います。今朝もご神前で復興の祈りを捧げました。

昨晩、責任役員さん、総代さんに急遽集まってもらい、4月22日に斎行する例祭(春の大祭)について話し合いを行いました。所管の兼務社でも、4月は大祭が続きますが、祭典は通常通り行うものの、神輿やお囃子(はやし)などについては、自粛するという声が広がりつつあります。

氏子さんの声を聞くと、「伝統が途絶えると、引継ぎが困難で続けるのが難しくなる」「氏子の結束を固めるためにも通常通り行うべき」「山車や太鼓を取り止めることも勇気」「取り止めにすることで格が上がる」「太鼓は絶対中止」「幟を立てるべきではない」など様々な意見が出ています。

4月に入れば、各地域では本格的な準備を始めることになり、どう対応するか決定しなければなりません。28日にも再び会合をもつことにしましたが、自粛の中で、どういう形で行うべきか具体的な検討を迫られています。

IMG_3102

「天下泰平・国土安泰」を願って始まった大祭であり、国土創造の神さまを称えるおまつりをどういう形で執り行うか、氏子の皆さんの総意が得られるよう、知恵を寄せ合う限りです。

コメント / トラックバック2件

  1. 氏子のひとり より:

    大祭のコンセプトをハッキリさせ、周囲の意見でブレない、「続行」「中止」をご決断されるのがよろしいのではと感じています。

    でも独りよがりの意見は、チョット賛同しかねます。

  2. 禰宜 より:

    貴重なご意見ありがとうございます。

コメントをどうぞ