相模国三ノ宮・比々多神社

うさぎの話

今日は太陽が最も南にかたより、北半球(南半球)では一年中で昼(夜)が最も短い日、「冬至」(とうじ)です。陰が極まり陽に転じる「一陽来復」(いちようらいふく)で、冬が去り春がやって来ます。

冬至南瓜(とうじかぼちゃ)や冬至粥(とうじがゆ)を食し、柚湯(ゆずゆ)につかる古い習わしがあります。インフルエンザやノロウイルスなどの疫(えき=えやみ・流行病)を祓い、健康に年末年始を過ごしたいところです。

さて、一足早く兎(卯)がやって来ました。㈱杉山土建・杉山茂様ご奉納の十二干(じゅうにし)の石像一対です。平成14年(壬午)から始まり、既に10年目です。

向かって右

向かって右

兎は生後約4ヶ月で成熟し、年に3~4回出産することから繁殖力旺盛です。子宝に恵まれない方やご懐妊の方は、是非とも石像を撫でて、その生命力にあやかってください。

杉山氏と宮司

杉山氏と宮司

また、藤沢市・石井行様の作品も到来いたしました。

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「因幡(いなば)の白兎」や「かちかち山」、「うさぎとかめ」など、神話や童話でも出番の多い動物で、俊敏で頭の回転が早く、いたずら好きなながら、可愛いらしく憎めない存在です。

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十二支の4番目にあたる卯(う)には、“ さかん ” の意があります。草木が盛んに成長し、枝葉も伸びて盛んになる様子を表しています。方角は東、季節は春、時刻は明け六つ(午前6時)、五行(ごぎょう)は木気性です。陽気が立つ、ものごとの始まりを示します。

うさぎの長い耳のように素早く情報を察知し、頭の回転を巡らし、俊敏に行動を起こし、跳ね上がるように、飛躍がもたらされるような年にしたいものです。もちろん、生命力溢れる元気が一番大切です。

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