相模国三ノ宮・比々多神社

立春と初午

一年は元日から始まりますが、旧暦では大晦日(おおみそか)にあたる「節分」に厄を祓い、二十四節気の今日「立春」(りっしゅん)が春の始まりです。

節分が1日早かっただけで、諸々の準備が気忙(きぜわ)しく感じたものですが、立春が1日早いというだけで、今度は月が1日長く感じるのも不思議なものです。

hatsuuma

さて、今日は2月最初の午(うま)の日にもあたり、初午(はつうま)です。

初午の日は、京都・伏見稲荷大社の鎮座の由来となった日であり、全国の稲荷社の祭礼日にあたります。

当社で兼務する稲荷神社(伊勢原市下平間)では、これに近い2月8日が年に一度の例祭日となっています。

本日は市内の企業へ、神職が分かれて出張祭典(外祭)に伺い、稲荷祭をお仕えしました。

古来厄災を防ぐ色として重要視された朱塗(しゅぬ)りの鳥居をくぐり、ご神前には御饌神酒(みけみき)に加え油揚げをお供えし、社内の安全と産業の発展を祈りました。

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