相模国三ノ宮・比々多神社

大嘗祭当日奉祝祭

室町時代の公卿(くぎょう)一条兼良(いちじょうかねら・かねよし)は、〝大嘗祭(だいじょうさい)は神代(かみよ)の風儀(ふうぎ)をうつす〟と表現しましたが、皇室祭祀(こうしつさいし)の中でも、古来もっとも重要とされてきた御一代一度の大嘗祭が、大嘗宮(だいじょうきゅう)において昨夕から本日の暁(あかつき)にかけて粛々と執り行われました。

天皇陛下には「悠紀殿」(ゆきでん)「主基殿」(すきでん)において、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を始め、神々に米・粟(あわ)、白酒(しろき)・黒酒(くろき)などの神饌(しんせん)をお供えになり、御親(おんみづか)らお召し上がりになりました。

神代から続く「国安かれ、民安かれ」という天皇の祈り、その大御心(おおみごころ)に、天皇と民の絆が保たれてきました。

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当社ではこれまで、「天皇陛下御譲位御安泰祈願祭」(てんのうへいかごじょういごあんたいきがんさい:4月30日)「践祚改元奉告祭」(せんそかいげんほうこくさい:5月1日)「即位礼当日奉祝祭」(そくいれいとうじつほうしゅくさい:10月22日)他、臨時祭等を御奉仕してきました。

本日は神社本庁からの本庁幣(ほんちょうへい)を奉(たてまつ)り「大嘗祭当日奉祝祭」(だいじょうさいとうじつほうしゅくさい)を大祭式として斎行(さいこう)しました。

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また、例年執り行う「新穀勤労感謝祭」(しんこくきんろうかんしゃさい)の意義も踏まえて、氏子幣(うじこへい)をお供えし、大総代が祈願詞(きがんし)を奏上しました。

御神前には、比々多地区の内外から寄せられた初穂(はつほ)や野菜、果物等が横山の如く積み上げられ、実りへの感謝の真心が捧げられました。

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