相模国三ノ宮・比々多神社

神宮大麻頒布研修会

来る10月17日(日)に、比々多地区戦没者の慰霊祭が行われますが、午後からは鎮魂太鼓の奉納演奏があります。その囃子車の通行に支障がないように、駐車場と道路の枝下ろしをいたしました。

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午後、神奈川県神社庁において「神宮大麻頒布研修会」が開催され、県内32名の神職が参加いたしました。

研修会の様子

研修会の様子

伊勢の神宮で丁重に奉製(ほうせい)される御神札(おふだ)を神宮大麻(じんぐうたいま)といいます。毎年年末になると新しい御神札を神棚に納め、新しい年が良い年であるようご加護を願うのが古くからの家庭のまつりの在り方です。

江戸時代には、御祓大麻(おはらいたいま)といわれ、御師(おんし)といわれる人たちにより全国の9割もの家庭に頒布(はんぷ)されていました。明治5年には今の神宮大麻に名称が変わり、現在では神社本庁を通して各都道府県の神社庁、そして各神社から各家庭に頒布されています。

神宮大麻

神宮大麻

神宮大麻は、皇室の祖先神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)の御神威(ごしんい)のこもった御神札であるとともに、「御祓大麻」といわれたように、その工程においてお祓いが何度も何度も厳修されています。また、“ 祓の具 ”としての麻串(ぬさぐし)が芯には入っています。

*古くは千度麻(せんどぬさ)・万度麻(まんどぬさ)ともいい、千度もの大祓詞(おおはらえことば)を唱えて奉製していました。

青年会考案の新しい神棚

青年会考案の新しい神棚

本日講師をつとめられた、神宮の孫福先生は、「神棚にお参りの際、目をつぶり、お伊勢さまの大きな石段を一歩ずつ上がるイメージをもち、白布の向こうの御正宮(ごしょうぐう)にお参りをする気持ちでお参りしてみてください」といわれました。

恐らく、希望に満ちて一日のスタートが始まり、かたじけない、もったいない思いで一日を終えることができることでしょう。

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