今日は二十四節気の一で「小雪」(しょうせつ)。
心配していた空模様でしたが、お蔭様で降られずに「新穀勤労感謝祭」を斎行することができました。
宮中の神嘉殿(しんかでん)では、天皇陛下が新穀を神々に御親供なされ、全国津々浦々の神社でも「新嘗祭」(にいなめさい・しんじょうさい)が斎行されています。
昭和天皇御製 新米(にいよね)を神にささぐる今日の日に深くもおもふ田子のいたつき
天照大御神(あまてらすおおみかみ)が「吾が高天原にきこしめす斎庭の稲穂(ゆにわのいなほ)を以て、また吾が児(みこ)にまかせまつるべし」と仰せになって、天孫降臨(てんそんこうりん)に際して、斎庭の稲穂をお授けになったことが祭儀の起源ととらえることができます。
お米は神代の昔から伝わる神聖な命の根〝 イネ 〟であり、命の再生を今に伝えるこの祭儀の意味合いはとても重要です。
新穀感謝祭終え改めて、特に思うのは自分も含め日本人のアイデンティティ(遺伝子?)は季節の節部で神(神社に行き)に対し祈祷する事によって安心感を得て日々の生活をおくっているのだなと思う今日この頃です。
神さま(神社)は日本人の自然観、生活に合っているということであり、長い歴史に裏打ちされているということでしょうか。
安心が得られることが何よりです。
ありがとうございます。