相模国三ノ宮・比々多神社

農業信仰の深さ

天候に恵まれたシルバーウイークでしたが、御朱印参拝など遠方からのお参りが多かったように感じます。

境内では金木犀(きんもくせい)が強い香りを放っています。

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さて、昨日は地神社(秦野市鶴巻)の例祭奉仕がありました。

地神社には社殿がありませんが、古くから「大榎」(おおえのき:県指定天然記念物)として地域の人たちに親しまれる樹齢600年、樹高30メートル、胸高周囲10メートルにも及ぶ欅(けやき)を御神木、神籬(ひもろぎ)として崇(あが)め、その前に石の祠(ほこら)が鎮座しています。

祠は江戸後期の寛政4年(1792)再建となっています。

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御祭神の埴安神(はにやすのかみ)は土の神さまで、農業信仰の深さを物語っています。

例祭日は秋の社日(しゃにち)です。春分・秋分に近い戊(つちのえ)の日が社日にあたり、今年は19日が秋社でしたがこの日が選ばれました。

祭典には鶴巻小の先生も参列され、児童たちの地域学習のためのよき教材準備になったのではないでしょうか。

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