相模国三ノ宮・比々多神社

神戸の道祖神

今日14日は神戸(ごうど)に鎮座する木下(こかげ)神社の例祭(れいさい)でした。

DSC02353

もともとは神戸・吉川家の邸内社でしたが、比々多小学校内、そして現在地に遷(うつ)されました。

DSC02355

例祭式は定刻午前10時半、神社役員、総代、自治会役員、青年会長という限られた代表の参列により例年通り粛々と行われました。

DSC02356

現在では、神戸の氏神さまは比々多神社と木下神社の2社ということになっています。

DSC02358

以前、火災で社殿を焼失する不運に遭いましたが、幸いご神体の焼失を免れ、氏子の赤誠溢れる奉賛により、現社殿が立派に再建されました。

DSC02363

本殿裏(北側)には、矢倉沢往還(大山道)の道標が残されています。

DSC02370

お蔭様で、この時期にしては暖かく、青空が広がる好天のもとで祭典を行うことができました。

DSC02381

簡単な直会(なおらい)の後、続いて神戸公民館前の御仮屋(おかりや)に、神戸の上・下(かみ・しも)両地区の道祖神がまつられ、道祖神祭を執り行いました。

DSC02385

御仮屋は神戸の有志により、松や竹、注連縄(しめなわ)などのお飾りでそれぞれ作られます。

神戸上の道祖神

神戸上の道祖神

神戸上の道祖神は、普段は鈴川の橋のたもとに鎮座し、路傍(ろぼう)の神さまとして橋を行き交う人たちを見守っています。

神戸下の道祖神

神戸下の道祖神

神戸下の道祖神は昨年7月に竣工したばかりで、再建後初めてのおまつりを迎えました。

DSC02398

空気の乾燥もあり、風邪や流行性感冒の流行る季節ですが、「塞(さい)の神」として、疫病を防ぐ(塞ぐ)働きが発揮されるよう祝詞で祈り上げました。

神戸上 どんど焼き

神戸上 どんど焼き

公民館前から、午後6時には神戸上、午後7時40分には神戸下の御仮屋が青年らに担がれ、それぞれのどんど焼きの場まで運ばれました。

DSC02458

神輿同様、「イヤートーサーッセ」(弥遠長に栄え給え)の掛け声とともに、御仮屋が練り歩きました。

DSC02469

神戸下のどんど焼きは特に盛大で、新聞やラジオなどの取材も複数ありました。

神戸下 どんど焼き

神戸下 どんど焼き

吉例として青年会長が火中に投じられ、一層賑やかな伝統行事、火祭行事でした。

コメントをどうぞ