昨日は、例年通り上新粉(じょうしんこ)をこねて団子を沢山作り、どんど焼きの準備をしました。
平日なので人が集まるか心配をしていましたが、午後3時の式典には遠方からも多くの人が集まりました。
古札納所に持ち寄られた御神札をはじめ、正月の注連飾(しめかざ)りを並べて、古札焼納祭を執り行いました。
併(あわ)せて「どんど焼き行事」を行う旨(むね)を告げまつり、参列者はもとより、持ち寄った家庭の平穏無事と子供たちの健やかな成長を祈り上げました。
空気が乾燥していることもあり、点火とともに瞬く間に火が大きく上がりました。
忌火(いみび)を手で寄せる仕草(しぐさ)をして、無病息災を祈ったり、蘇(よみがえ)りをはかろうとする様は、まさに火祭信仰そのものでした。
神社で用意した樫(かし)の枝に刺した団子を竹の先に通し、それぞれ手にして焼きはじめました。
残念ながら、授業の関係で小・中学生の姿があまり見られませんでしたが、幼い子が団子を頬張る姿は微笑ましいものでした。
中には吉書(きっしょ=書き初め)を火に焼(く)べて、手が上がるよう祈った人もいました。
殊更(ことさら)寒い一日でしたが、火祭行事で心も温かくなる一時となりました。