一昨日は、神道の葬儀「神葬祭」(しんそうさい)のご奉仕がありましたが、今年に入ってから身内だけの家族葬や、通夜をやらずに告別式だけという形の葬儀が増えています。当地ではあまりありませんが、通夜も葬儀もなしで火葬場に行く直葬というのも都会では多いと聞いています。
時代の流れで片付けてしまうことは簡単ですが、私たち神職自身が遺族の悲しみに向き合いながら、誠意を以ておつとめするのはもちろんのこと、儀式の意義をしっかりと伝えることも大切です。
さて、本日は神奈川県神社庁において「神葬祭研修会」が開催され、禰宜が参加いたしました。
祭式講師である小野和伸先生による「神葬祭に関する知識と祭式」、研修所講師である金子善光先生による「神葬祭祭詞作文に関する基礎知識」という内容で6時間みっちりと学ぶことができました。
小野先生の講義では、この度発行されたばかりの『神葬祭の栞』が用いられました。
行く先を 神にまかせて 帰る魂 道くらからぬ よもつ根の国
(誄歌 中西直方)