2018年10月13日 のアーカイブ

大嘗祭について

2018年10月13日 土曜日

今日・明日の2日間にわたり、市内最大の市民まつり「第51回伊勢原観光道灌まつり」が開催されています。

伊勢原で終焉を迎えた太田道灌公にまつわる行事で、当社で兼務する五霊神社(ごりょうじんじゃ:伊勢原市上粕屋)にお祀(まつ)りされています。

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さて、昨日は神奈川県神社庁相模中連合支部(中郡二宮町・中郡大磯町・平塚市・伊勢原市・秦野市:神職数70名)の教養研修会が平塚八幡宮で開催され、当社からも神職3名が参加しました。

6月に開催された社頭講話研修会に続き、来年の御代(みよ)替りに関するもので、「大嘗祭(だいじょうさい)について」という主題で、歴代天皇の即位式の特徴や旧皇室令である登極令(とうきょくれい)の内容を確認しながら、祭場の様子や儀式の流れ、服装、神饌(しんせん)等について学ぶ機会となりました。

大嘗祭は天皇陛下御即位後の初めての新嘗祭(にいなめさい)です。悠紀殿(ゆきでん)・主基殿(すきでん)という2つの祭場を中心に、大嘗宮(だいじょうきゅう)が設けられ、御自(おんみづか)ら祭り主となって新穀を天照大神(あまてらすおおみかみ)・天神地祇(あまつかみくにつかみ)にお供えになる一世に一度の大祭です。

天皇陛下の御即位にあたっては、天智天皇が御定めになった〝不改常典〟(ふかいのじょうてん・あらためざるつねののり)という法が引かれますが、天皇を天皇たらしめるものといえます。

報道によると、昨日は天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典委員会が開催され、安倍総理は以下のように述べられました。

「天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位が同時に行われるのは、光格天皇から仁孝(にんこう)天皇への皇位の継承以来、約200年ぶり、憲政史上初めてのことであり、我が国にとって極めて重要な節目となります。関連する式典の準備にあたっては、このことに思いを致しながら天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位を国民こぞって寿(ことほ)ぐことができるよう、政府として万全の準備を進めていかなければなりません。本日は、天皇陛下御在位三十年記念式典の次第概要を決定しました。心のこもったお祝いの式典とするため、今後更に詳細を検討してまいりたいと思います。立皇嗣(りっこうし)の礼につきましては、立皇嗣宣明(せんめい)の儀と朝見(ちょうけん)の儀の挙行日を皇太子殿下が御即位された年の翌年、すなわち再来年の4月19日に決定しました。文仁(ふみひと)親王殿下(しんのうでんか)が皇嗣となられたことをお祝いするにふさわしい時期を選ぶことができたと考えています。本日は、今後検討を進める上で大変参考となる意見が出されました。これらも踏まえ、次回以降引き続き、各式典について精力的に検討を進めてまいりますので宜しくお願い致します。尚、本委員会の付議事項ではありませんが、この機会に1点申し述べます。皇太子殿下の御即位に際し、国民の祝意を表するため、御即位の日である5月1日と即位礼正殿の儀が行われる10月22日について、来年限りの祝日とし、祝日に挟まれる4月30日と5月2日も休日の扱いとするよう、政府において所要の検討を進めることと致します。天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位が国民の皆様の祝福の中でつつがなく行われるよう、引き続き政府を挙げて取り組んでまいります。」