大晦日の夜遅く、深深と冷え込む真っ暗な境内を巫女さんたちが手水で身を清め、御殿に向かいます。
定刻10時30分、巫女奉仕に先立ち正式参拝を執り行いました。
この後、徐々に人気が出て来ますが、巫女さんたちは御守や御神札類の確認を入念にしました。
大晦日の夜遅く、深深と冷え込む真っ暗な境内を巫女さんたちが手水で身を清め、御殿に向かいます。
定刻10時30分、巫女奉仕に先立ち正式参拝を執り行いました。
この後、徐々に人気が出て来ますが、巫女さんたちは御守や御神札類の確認を入念にしました。
ゆく年くる年、大晦日がやって参りました。
お蔭様で、ホームページを始めてから1年余りが経過いたしました。拙ブログについては、氏子崇敬者の皆さまや同職の方に神社の情報を共有していただいています。
コメントこそありませんが、各所でお会いした折に、内容について触れていただく機会が非常に多くなりました。あらためて感謝いたします。<(_ _)>
禰宜の思いだけで綴っていますが、これからも神社のこと、神道のこと、取り巻く環境などについて情報を発信していきたいと考えています。お付き合いのほどお願い申し上げます。
本日はお手伝いの方々の力を借りながら、終日行ったり来たり、例年通り忙しい一日になりました。
産経新聞に初詣の心構えが掲載されていましたので転載いたします。
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「ゆく寅くる卯」初詣 流行はパワースポット…感謝の気持ち大切
きょうは大みそか。年明けに社寺に参る「初詣」はもはや国民的イベントだ。ただ、初詣がどれほど一般的な行事になろうとも、神聖な場所に足を踏み入れることに変わりはない。神様や仏様にあきれられないためにも、マナーや手順を守って一年の無事を祈りたい。(小野田雄一)
◆明治時代に定着
全国の神社をまとめる神社本庁によると、初詣の由来として一般的に考えられているのは、大みそかの夕方から氏神の社に籠もったり、社前で夜を明かしたりする「年籠もり」。また、縁起が良い方角にある社寺に元旦に参る「恵方詣で」も由来の一つとされる。現在のように一般的な習慣として広まったのは明治時代だと考えられるという。
ただ、近年の“スピリチュアルブーム”を反映し、初詣にも変化の兆しが出てきた。神社仏閣が健康や恋愛運、金運などを高めてくれる霊的な場所「パワースポット」とみなされ、初詣にもそうした効果を期待する人が増えている。
古くから“霊山”とされてきた箱根山の「箱根神社」(神奈川県箱根町)の職員は「パワースポットの認知が進み、参拝や初詣に訪れる人が増えている。訪れた人から、パワースポットの場所や効果について聞かれることもある」。
京都・嵐山の「車折(くるまざき)神社」(京都市右京区)もホームページ(HP)にパワースポットであることを明記。神社職員は「メディアにパワースポットと紹介されることが多いため、HPにも載せた。その影響か、近年参拝者が増えている」と話す。
こうした機運を逃すまいとする企業も出てきた。「読売旅行」町田営業所(東京都町田市)は、毎年恒例の日帰り初詣ツアーに、今年は「パワースポット」という語句を入れた。すると例年より集客力が上がり、ツアー成立数などが増えたという。複数のトレンド情報誌も、パワースポット巡りと初詣を絡めたり、社寺ごとの御利益を得るコツを紹介したりする特集を掲載している。
◆手順を知ろう
しかし、パワースポットが科学的に妥当かどうかはともかく、社寺はやはり特別な場所。混雑する初詣で古式通りの参拝をする必要はないが、最低限のマナーや手順は守りたい。
まず、初詣に行く場所は、神社とお寺のどちらでも問題はない。日本では神と仏を結びつけて考える「神仏習合」の時代が長く、両方が交ざった独特の信仰が根付いている。従って「大切なことは、その神様、仏様への感謝の気持ち、信仰の念を持って丁寧にお参りすること」(神社本庁)という。
ただ、お参りの作法は、神社とお寺で違ってくるので注意が必要だ。
神社の場合、(1)鳥居をくぐる前に軽く一礼する(2)手水(ちょうず)を取り、左手、右手の順で清めた後、左手の手のひらに水をためて口をすすぐ(3)拝殿まで進む。通常は参道の中央(正中)は神様の通り道とされるため通行は避けるべきだが、混雑する初詣は決められた順路に従う(4)賽銭(さいせん)を入れ、鈴を鳴らす。金額は自分の心次第でよい(5)二礼二拍手一礼を行う(6)軽く一礼して下がる-が手順だ。
お寺の場合は、(1)山門に一礼する(2)神社と同様に手水で手と口を清める。線香などがあれば奉納する(3)拝殿へ進む際は、神社と違い中央を通ってもよい(4)軽く一礼し、賽銭を入れて鈴を鳴らす(6)合掌し、一礼して下がる-となる。一方、服装は常識的な範囲であれば構わない。初詣の時期も、元日から3日までの「三が日」、7日までの「松の内」など目安はあるが、明確な決まりはない。喪中の場合は、死を「穢(けが)れ」とする神社は避けるのが無難。一方、生と死を一体として考えるお寺に行くのは問題ない。