‘季節’ カテゴリーのアーカイブ

福豆

2021年1月16日 土曜日

昨日は小正月の小豆粥(あずきがゆ)をお供えして、今年初めての月次祭を執り行いました。

睦月(むつき)も残り半月ですが、疫病という邪気(じゃき)を祓ひ、一日も早く穏やかに過ごしたいところです。

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邪気を祓う行事といえば節分ですが、今年は2月3日が立春ということで、その前日の2日が節分にあたります。

節分が2月3日でなくなるのは昭和59年(1984)2月4日以来37年ぶりで、2月2日になるのは明治30年(1897)以来124年ぶりということです。

今年からしばらくは閏年(うるうどし)の翌年、4年ごとに2月2日となるようです。

既にご案内の通り、今年の「節分追儺祭」はコロナ禍の状況を鑑み、式典のみ執り行い、豆まき・宝まき行事は中止となりました。

授与所では「福豆」を頒布(はんぷ)しています。

ご家庭や職場で邪気を祓ひ、春立ち返る日から平穏な一年を過ごして欲しいと思います。

冬至

2020年12月21日 月曜日

今日は二十四節気の冬至(とうじ)です。

北半球では正午の太陽の高度が最も低く、日照時間も最も短く、一陽来復(いちようらいふく)とも称されます。

陰がきわまって陽がかえる、つまり明日からは日の光が増してきます。

冬至南瓜(かぼちゃ)を食し、柚子湯(ゆずゆ)に入って、運気の上昇をはかりたいところです。

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初詣の分散のお願い

2020年12月17日 木曜日

当地でも今朝は氷点下となり、本格的な冬の厳しい寒さとなりました。

社用車のフロントガラスは霜に覆われ、出張祭典では笏(しゃく)を握る指先に痺(しび)れを感じました。

干支(丑)の土鈴

干支(丑)の土鈴

今年も残すところ2週間ですが、各方面からの呼びかけにより、初詣の分散について徐々に周知を図っているところです。

初詣は一般的には三が日とか、松の内(1月6日)まで、あるいは小正月(1月15日)、更には節分(来年は2月2日)までと様々にいわれますが、三密を避ける意味でも混雑を避けた日取りでお参り頂きたいと思います。

歳末の一日

2020年12月2日 水曜日

乾燥した日が続き、境内の落ち葉掃きにも砂埃(すなぼこり)が立っていますが、午後には久しぶりの雨が降り、湿度が高まるとともに大地も潤されました。

水面に浮かぶ紅葉

水面に浮かぶ紅葉

今日は樹木伐採の清祓、稲荷社の新造、タウン誌の正月広報、境内での撮影等、打ち合わせの来客が続きました。

季節の到来品が届き、高誼(こうぎ)を賜っている方々へ御礼の一筆を記しながら、祠職(ししょく)として歳末の張り詰めた時を過ごす一日でした。

当社の紅葉

2020年11月24日 火曜日

昨日までの暖かさとは一転して寒さが強まり、雲に覆われた一日でした。

弱い雨がパラパラと降る中、菊花展の菊小屋解体作業が行われました。

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大山では先週末から紅葉のライトアップが始まっていますが、この寒さで当社の紅葉も一段と進みそうです。

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神社左手の第二駐車場では、四季桜が咲き続け、まだ蕾(つぼみ)を持っています。

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菊花展が見頃

2020年11月7日 土曜日

立冬を迎え、朝夕の冷え込みが次第に強くなってきました。

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境内で開催している菊花展は今がちょうど見頃です。

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今年は白や黄色ばかりではなく、赤や紫、ピンク色の菊も多く、彩(いろどり)り豊かです。

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また、盆栽(ぼんさい)や盆栽仕立ての懸崖菊(けんがいぎく)も花付きが良くなってきました。

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冬のまつり

2020年11月6日 金曜日

明日は冬の始めで「立冬」となりますが、今年も鞴祭(ふいごまつり)をお仕えする季節になりました。

鍛冶屋(かじや)や鋳物師(いものし)等、鞴を用いる人の旧暦11月8日の行事ですが、機械部品を製造する工場では46回を数える伝統行事となり、社業にとっても重要な位置づけの祭事です。

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これも毎年のことですが、新しく作り上げた鋳物を神座(しんざ)の中央に据えて、守護神にお遷(うつ)り頂きました。

時節柄、直会(なおらい)は取り止めとなりましたが、従業員にとっては風邪薬ともいえる、お供え物の蜜柑(みかん)が例年と変わりなく配られていました。

分参のお願い

2020年10月31日 土曜日

朝夕に肌寒さを感じたものの日中は青空が広がり、七五三詣には好日(こうじつ)となりました。

朝8時半から夕方4時半まで分散して予約をお受けしたお蔭で、お待たせすることなくご祈願を奉仕することができました。

今後も七五三詣や初詣にあたり、〝 分参 〟のご協力をお願いしてまいる所存です。

10月も今日でお仕舞いですが、今月は御朱印巡り等を含めた参拝者数、御祈祷者数等、ようやく昨年と同等以上の人出となりました。

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本日、菊の搬入がようやく済んで、菊花展が始まりました。

限られた期間ですが、どうぞお楽しみ下さい。

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晴れ晴れとした元気な顔つき

2020年10月19日 月曜日

陰暦九月の時雨(しぐれ)を「九月の時雨」(ながつきのしぐれ)というそうですが、秋の雨で山の木々も色づき始めます。

さて、本日は比々多地区老人クラブ連合会の健康祈願祭を執り行いました。

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例年であれば7地区の会員35名が参列されますが、今年は密を避けるために14名に制限されて行われました。

しかしながら、御神前には会員413名の健康長寿を変わることなく祈るとともに、合わせて疫病除けの祈願をしました。

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集合写真だけはマスクを外し、いつもの晴れ晴れとした元気な顔つきが見られました。

明日は芋名月

2020年9月30日 水曜日

新米の収穫を終えた篤農家(とくのうか)の方が、「明日は朔日(ついたち)なので御神前に上げて下さい」と新米を奉納になりました。

また、明日は十五夜にあたることから、薩摩芋(さつまいも)と里芋(さといも)もお持ちになりました。

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十五夜は旧暦の毎月15日の夜ですが、旧暦では7・8・9月を秋といい、それぞれ初秋・仲秋・晩秋と呼んだことから、旧暦8月15日を中秋と称して、観月の好時節としてお月見を楽しんできました。

月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月

古くから農耕行事とも結びつき、収穫の感謝祭の意味合いもあり、芋を供えることから「芋名月」と呼ばれたわけです。

里芋の歴史は稲よりも古く、稲作以前の主食とも考えられています。

種芋(たねいも)である親芋のまわりに子芋、孫芋、曾孫芋(ひまごいも)と沢山(たくさん)の芋ができ、種芋自体も成長することから、子孫繁栄の縁起物といわれるのも頷(うなず)けます。