‘暦’ カテゴリーのアーカイブ

深霧升降

2016年8月17日 水曜日

昨晩は夏の夜の伝統行事で京都五山送り火。箱根強羅の大文字焼きも有名ですが、当地でも月遅れ盆の送り火を各家庭で行い、ご先祖さまをお送りしました。

今日から立秋の末候で「深霧升降」(ふかききりまとう)となります。

地面に近い空気が冷やされ、水蒸気が凝結(ぎょうけつ)して無数の小さな水滴となり浮遊(ふゆう)している状態で、学問的には同じ現象だそうですが、春立つのを「霞」(かすみ)といい、秋立つのを「霧」と呼び分けられています。

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昨晩は台風7号の影響で集中豪雨となりましたが、お蔭様で被害がなかったものの、今日は特別な残暑のもとで境内の掃除に汗を流しました。

さて、暦の上の季節の移ろいとともに、深まる秋に向けて神前結婚式の申込みや見学が続いています。

厳粛で奥深い神前結婚式ですが、和婚の意義、和装の素晴らしさを多くの方々に感じて欲しいと思います。

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迎え火

2016年8月13日 土曜日

「盆と正月」といわれる二大行事ですが、当地では月遅れの盆です。

祖霊(それい)をお迎えする御霊祭(みたままつり)、精霊祭(しょうりょうまつり)には、盆棚(ぼんだな)に茄子(なす)や胡瓜(きゅうり)など、季節の野菜を供えます。

庭先では苧殻(おがら)を焚(た)いて迎え火を行いますが、幻想的な炎とともに、近所に上がる煙を見ると気持ちを穏やかにさせてくれます。

迎え火

迎え火

また、忙しなく棚経(たなぎょう)回りをする僧侶の姿を見かけました。

あをあをと盆会の虫のうす翅(ば)かな 蛇笏

夕暮の人しづまりぬ霊まつり 素丸

遺言の酒備へけり玉祭 太祇

社家の当家では、迎え火の前に祖霊祭を執り行いましたが、明日、明後日は祖霊祭で方々を回ることになります。

薄翅蜉蝣 ( うすばけげろう )

薄翅蜉蝣 ( うすばけげろう )

潤いに感謝

2016年8月11日 木曜日

今日は平成26年に制定され初めて施行された祝日「山の日」(山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する)です。

夏休みの最中とあって、子供たちには歓迎されにくいものの、お盆休みと合わせた里帰り帰省や海外旅行に出掛ける人たちの出国ラッシュとなっているようです。

放映時間の関係で寝不足の向きも多いと思われますが、リオ五輪では柔道、体操、水泳など、日本人選手の目覚ましい活躍で嬉しいメダルラッシュとなっています。

雉鳩の雛

雉鳩 ( きじばと )の雛( ひな )

さて、昨夕の豪雨により、境内の砂利や土が流れましたが、大きな被害もなく樹木には潤いがもたらされたようです。

今晩は三ノ宮・木津根橋の産土講(うぶすなこう)役員会が開かれ、「第67回産土講祭」が9月16日(金)に執り行われることになりました。

梨や葡萄(ぶどう)を栽培する果樹農家では、収穫の最盛期を迎えていますが、生産者にとっては潤いに対する感謝の季節です。

献酒でお祝い

2016年8月7日 日曜日

昨晩は比々地区内では6カ所で納涼大会(盆踊り)が開催され、所管社の木下神社(伊勢原市神戸)、雷電神社(伊勢原市串橋)、神明神社(伊勢原市笠窪)境内で実施されました。

また、当社駐車場では三ノ宮地区納涼祭が賑やかに行われました。

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今日は二十四節気の「立秋」を迎え、初候は「涼風至」(すずかぜいたる)ですが、境内は日差しの強い一日でした。

蝉時雨の響き亘る中、午前中には神前結婚式を執り行いました。

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三三九度(さんさんくど)固めの盃(さかづき)と親族固めの盃には、ご自身でお持ちになった献酒を用い、真心のこもった祝言(しゅうげん)となりました。

比々多の大神さまには、夫婦の和合と子孫繁栄を祈り上げました。

神政連代議員会

2016年7月22日 金曜日

夏の季節では最後の二十四節気(にじゅうしせっき)で「大暑」(たいしょ)を迎えました。

関東より早く北陸では梅雨が明けたようですが、当地はまだ梅雨の最中、そして涼しい一日でした。

師岡熊野神社

師岡熊野神社

今日は神道政治連盟神奈川県本部の役員会並びに代議員会が師岡熊野神社で開催され、県内各所から神職・総代が参加しました。

現在、神奈川県神社庁の庁舎建替工事が行われている関係で、神社庁の諸会合は県内各社で行われています。

昨年度の事業並びに決算報告、新年度の事業計画並びに予算の議案が十分に審議・可決され、新役員体制のもと新たな年度が始まりました。

さて、先の参議院選挙の結果、改憲勢力が国会発議の要件となる3分の2以上の議席を確保しました。これにより、秋の衆参両院での憲法審査会において、憲法に対する様々な議論が深まっていくと思われます。

そして、国民が現憲法の制定の背景や経緯、世界各国における改正の実際、現憲法の問題点などを十分に理解し、時代にふさわしい、国民のための憲法について、大いに学ぶ必要があると思われます。

なまめかしけれ

2016年7月7日 木曜日

今日は二十四節気の「小暑」(しょうしょ)で、初候は「温風至」(あつかぜいたる)です。

暑気(しょき)に入り、暑中見舞いを書く頃合いですが、日差しは灼熱(しゃくねつ)、炎暑(えんしょ)、炎熱(えんねつ)といった表現がぴったりの一日でした。

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さて、今日は五節句の一で「七夕」(たなばた・しちせき)です。

牽牛星(けんぎゅうせい)の彦星(ひこぼし)と織女星(しょくじょせい)の織姫(おりひめ)が天の川をはさんで出会う伝説は、中国から伝わった「星祭」ですが、手芸の上達を願った「乞巧奠」(きこうでん)の風習と合わさり、日本古来からの「たなばたつめ」(棚機つ女)伝説と結びついて、宮廷・貴族から民間に広まり、手習いの上達を願う短冊行事になりました。

また、東北の夏を象徴する青森の「ねぶた」や秋田の「竿灯」(かんとう)は、盆前の穢(けが)れを水に流す禊(みそぎ)ですが、日本固有の民俗行事として「七夕祭」の一つとなっています。

たなばたまつるこそなまめかしけれ ( 七夕を祭る行事は優雅である ) 『 徒然草 』

いよいよ夏本番

2016年7月1日 金曜日

今日は五月中夏至の末候で、雑節の一つにも数えられる「半夏生」(はんげしょうず)です。

大祓の直会(なおらい)後に行った総代会議では、夏草が草深く茂る時期にあたり、草刈りの相談もありました。

大祓の装束干し

大祓の装束干し

文月(ふみづき・ふづき)の朔日(ついたち)、神職のみながら常の如く「月次祭」(つきなみさい)を執り行いました。

昨日で第1四半期を終えた企業もありますが、御神前では安全祈願祭など団体参拝や月参祭(つきまいりさい)がありました。

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午後には落幡神社(秦野市鶴巻南)の大祓がありましたが、兼務社の大祓もこれから続きます。

真夏日に届くほどの炎天下、地鎮祭奉仕は汗びっしょりとなりましたが、小まめな給水が欠かせない夏本番に向かいます。

参拝者の声

2016年6月21日 火曜日

今日は北半球では昼が最も長く、夜が最も短い日で「夏至」(げし)を迎えました。

しかしながら、梅雨の時期にあたる6月は、雨空で日照時間も少ないため、感覚的には日の長さをあまり感じられないものです。

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また、今日は安産祈願の吉日「戌の日」にあたり、安産を願う親子の参拝や、4人目の子を授かった妊婦さんが授与所で安産守をお受けになりました。

ちょうど厄年を迎えた妊婦さんは、厄除祈願とともに安産祈願を受けられ、心身の安定を図っていました。

安産祈願授与 特別奉製「斎肌帯」

安産祈願授与 特別奉製「斎肌帯」

妊婦のお父さんは参道の茅の輪の由来を質問され、くぐった後に「何だかとてもすっきりした気持ちになりました。」と爽やかな様子でお帰りになりました。

鬱陶(うっとう)しい梅雨空が続きますが、参拝者の声に清々しい思いを感じた一日でした。

茅を刈りに

2016年6月16日 木曜日

梅雨らしい五月雨(さみだれ)の降る境内です。

季節は芒種(ぼうしゅ)の末候「梅子黄」(うめのみきばむ)となりました。

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予定していた茅場(かやば)へ「茅の輪」(ちのわ)の茅を刈りに出掛けました。

背丈は十分に生育していますが、例年より太さがやや細いようです。

今日は茅を刈って整理する作業に追われましたので、茅の輪づくりは明日となります。

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暦の入梅

2016年6月10日 金曜日

実際の梅雨入りから5日を経ましたが、暦の上では雑節の「入梅」(にゅうばい・つゆいり・ついり)となりました。

二十四節気や五節句などの暦日に加えて、雑節は生活体験から生じたものですが、主に農作業に照らして組み入れてあります。

青梅

青梅

今日は殊の外(ことのほか)蒸し暑い一日となりましたが、篤農家(とくのうか)の方から青梅を頂き、御神前にお供えしました。

黴(かび)が生じやすいので〝黴雨〟(ばいう)というのも頷(うなづ)ける日本人の生活意識です。

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この陽気の中、午前中は総代さんたちが境内周辺の土手や化粧塚など、草刈りや木々の枝下ろし整理で汗を流して下さいました。