相模国三ノ宮・比々多神社

幣帛料って何?

今日は、山王建設株式会社(総合建設業・厚木市妻田北)の方が、広報誌『月刊サンノウくん』2月号の取材で来社されました。神社のことを記事にしたいとの申し入れでお話をいたしましたが、歴史や伝統、お祭り、存在意義、信仰など、わかりやすく説明することは難しく、当方も勉強になりました。

さて、戦後の著しい社会構造の変化により、現在では、公(おおやけ)と個の均衡の保ち方がとても大切な時代となっていますが、年間に行われている恒例の祭典では、国(や地域)の安寧(あんねい)と発展を願っています。

比々多神社は、平安の御代には、「延喜式内社」の格式を誇り、国幣(こくへい)といって国庫から奉(たてまつ)る幣帛(*へいはく)をご神前にお供えして、国の安全と繁栄を祈願していたわけです。現在でも祝詞(のりと)には“国内安けく”など国の平安を祈願しています。

*幣帛~絹や麻、木綿などの布帛(ふはく)。貨幣を以てお供えするのが幣帛料(へいはくりょう)。

(式内社についてはこちら→ http://www.hibita.jp/hibita/13sha.shtml )

例祭(大祭)にお供えする神社本庁からの幣帛料

例祭(大祭)にお供えする神社本庁からの幣帛料

 その他、氏子から奉るものは氏子幣といわれます。

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