相模国三ノ宮・比々多神社

十種祓詞

今朝は霜が降り、遠く富士山も雪が被りました。そして、寒さとともに徐々に紅葉が色付いてきました。

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境内では、七五三参りの家族の姿が見られましたが、明日(27日)は最後の賑わいとなりそうです。

出張祭典では、地鎮祭や年祭(祖先まつり)がありました。

五年祭

五年祭

夕刻、病気平癒祈願祭がありました。

当社では、祝詞(のりと)の中で、「十種神宝」(とくさのかんだから)と「ひふみ祓」を唱えます。

十種神宝とは、「瀛津鏡(おきつかがみ)・辺津鏡(へつかがみ)・八握劔(やつかのつるぎ)・生玉(いくたま)・足玉(たるたま)・死返玉(まかるがえしのたま)・道返玉(ちがえしのたま)・蛇比礼(おろちのひれ)・蜂比礼(はちのひれ)・品々物比礼(くさぐさのもののひれ)」をいい、饒速日命(にぎはやびのみこと)が天神(あまつかみ)から授かったものです。

その子である宇摩志麻治命(うましまじのみこと)は、天皇の御殿に十種神宝を奉斎(ほうさい)して、鎮魂(ちんこん)の儀式を行い、長寿を祈願したといいます。 sinkyou3ひふみ祓とは、「一二三四五六七八九十」(ひふみよいむなやこと・ひとふたみよいつむゆななやここのたりや)と唱える鎮魂の祓詞(はらえことば)です。

『旧事紀』(くじき=先代旧事本紀・旧事本紀)には、「もし痛むところあらば、この十宝を合わせて一二三・・・九十といい、ゆらゆらと振れ、然らば死人といえども蘇生(そせい)すべし」と記されています。

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