相模国三ノ宮・比々多神社

古事記の話

本日は、東京や埼玉から(財)新教育者連盟の女性の方々が参拝されました。

同連盟は「生命の教育」を推進し、古事記や歴史を学びながら、子供たちに和歌や礼法、書道などを通して日本の文化や素晴らしさを伝えるための実践活動を行っています。

事前に「古事記に学ぶ学習会」の依頼をいただいていましたので、御祭神を中心に古事記に関わる話や神話についてお話をいたしました。

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残念ながら、学校では神話について学ぶ機会がありません。古事記には、多くの神話や伝承、優れた歌謡が含まれています。

また、国の成り立ちはもちろんのこと、日本が天皇陛下を中心に安定して統治されてきた誇り高き国であることが分かります。

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相撲や芸事などに用いられる「稽古」は、古事記序文に、「古(いにしへ)を稽(かんがへ)る」と記され、先人の遺した形を修練を積んで学ぶことです。

更に、同文の「今に照らす」と合わせて、「稽古照今」とし、古きを学んで未来に広げ発展させる言葉として、あらゆる分野で使用されています。

コメント / トラックバック2件

  1. 田本美佐子 より:

    8月26日金曜日に財団法人新教育者連盟乳幼児教室保母研修会では、御祭神を中心に神話のお話をきかせていただきありがとうございました。、古事記物語は、たった一人の人が感じたり思ったのでなく、日本中のあちこちの人たちが感じ語り継いできたというところが凄いと思っていましたが、比々多神社郷土資料館の資料を見て益々そう思いました。京都、奈良や宮崎だけではないと・・・。(家の本家は宮崎です)
    そして、今住んでいる伊勢原がこんなに歴史のある由緒正しきところとは、うれしい限りです。
    これからも色々お勉強していきたいと思いますので、ご指導よろしくお願いいたします。

    新教連ホームページ行事案内の乳幼児教室を是非ご覧下さい。またご紹介頂けたらうれしいです。http://www.shinkyoren.jp
    ありがとうございました。

  2. 禰宜 より:

    先日は暑い中にもかかわらず、皆さまようこそお越しくださいました。

    学者でもなく、正直言って古事記の話をするほどの知識を持ち合わせていませんが、当方も勉強する良い機会となりました。

    仰るように、古事記には多くの物語が凝縮され、多方面からの見方も出来ます。また、見る度にその時の新たな発見もあることでしょう。あの本居宣長が「繰り返し繰り返し読み見るべし」と言ったこともうなづけます。

    また、機会をあらためてお越し下さい。

    皆さまの小さな地道な活動が実を結ぶことを信じています。
    ご活躍ご発展をお祈り申し上げます。

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