相模国三ノ宮・比々多神社

お彼岸の先祖まつり

 昨日18日は春の彼岸(ひがん)の入り。21日が中日(ちゅうにち : 春分)で、24日が彼岸の明けとなります。

お彼岸は仏教行事と思われていますが、日本固有のご先祖さまを迎える信仰にもとづいています。お墓参りは、お正月、お彼岸、お盆、祥月命日(しょうつきめいにち)など、折あるごとに行われてきた伝統的な美しい慣習です。

交通機関や道路・燃料事情などにより、親戚が集まれないとのことで、本日と明後日に予定されていた祖霊祭が取り止めとなりました。頃合いを見て、お墓参りをされるようお話をいたしました。

五十日祭

五十日祭

1月に葬儀奉仕をしたお宅へ五十日祭で伺いました。公務員としてお勤めされた方ですが、今次災害では、行政や警察、自衛隊、消防など、公の為に惜しみなく働く人たちの責務の重さとありがたさを感じています。

お墓参り

お墓参り

 お宮へ戻り、家族みんなでご先祖さまのお墓参りをしました。

元(もと)を大切に思い、末(すえ)の繁栄を願う末広の民族精神です。

 

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福島の先輩からいただいた貴重なご意見です。

「首都圏では原発の送電ストップに伴い電力供給不足に陥り、計画停電が実施されていますが、被災地(全域)のことを思い、皆で痛みを共有しよう、との風潮があります。しかし、福島県民としては、ちょっと違うのではないか、との思いがあります。福島県(新潟県も同様ですが)は原発のリスクにもかかわらず建設を許容して、首都圏の電力を支えてきました。今回の事態にあたり、首都圏、東京の方々には、電力が福島県の多大な犠牲の上に供給されてきたという現実を重く受け止めて頂きたい。

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