今日は祝日法に定められた国民の祝日の一つ「建国記念の日」です。
初代・神武天皇が、橿原(かしはら)の地にご即位された「辛酉年春正月庚辰朔天皇即帝位於橿原宮」(『日本書紀』神武紀)を国のはじまりと定めたもので、今年は皇紀2670年にあたります。
明治政府は2月11日を紀元節と定めました。戦前(昭和)は、四大節(しだいせつ)[四方拝1/1・紀元節2/11・天長節4/29・明治節11/3]の一つでした。
戦後、憲法制定の折りに、国のはじまりを祝う日として起草案に盛り込まれていましたが、連合国軍により一方的に削除されてしまいました。
昭和27年に主権が回復すると同時に、広く国民の要望により復活の声が強く上がり、昭和41年にようやく「建国記念の日」として定められ、現在に至っています。
現憲法にも、「建国をしのび、国を愛する心を養う。」(原文)とあるように、国のはじまりに思いを寄せ、更なる発展を願うことが国民としての自然のあり方だと思います。
残念ながら教科書では教えてくれない「神武天皇」について、この機会に少し学んでみませんか?
今日は、都内では建国記念の式典や大規模な奉祝パレードが行われています。神奈川でも鶴岡八幡宮にて祈願祭の後、奉祝式典が行われ、約230名の人たちが集まりました。
橿原神宮(奈良県)遙拝、教育勅語奉読、主催者(日本会議神奈川・鎌倉明治会)挨拶、来賓(国会議員・県議会議員・市議会議員)挨拶、紀元節の歌、聖寿万歳などが行われました。
その後、京都大学教授の中西輝政先生による講演(「保守再生と日本の針路」)が行われました。