今日の境内は、春疾風(はるはやて)というか、まだ冷たい強い風が吹いています。
毎年、立春過ぎに伺う不動産屋さんで、例年通り年頭安全祈願祭が行われました。
不動産屋さんの立場からすると、商売繁昌や事業繁栄、社運隆昌、また社員の安全や健康などが願意の中心となるところです。
家族や友人、社員などに沢山のことを、それも一度にお願いをするのは “ 虫の良すぎる話 ” となります。神さまは大らかですから、全て聞き届けてくれますが、お願いする側の心構えとして感謝の念をもつことは大切です。
さて、神さまには、ある職能についてのご神徳(しんとく)をもち、守護してくれる職能神(しょくのうしん)または司職神(ししょくしん)というのがあります。
木の神はククノチノカミ、火の神はカグツチノカミ、土の神はハニヤスビコ(ビメ)ノカミ、金の神はカナヤビコ(ビメ)ノカミ、水の神はミヅハノメニカミなどです。
また、お稲荷さんは殖産興業、天神さんは学問、大黒さんや恵比寿さんは商売繁昌などの例があります。
もちろん、先ずは氏神さま(住む土地の神さま)にお願いをすることが肝心です。